短命の 我が生き様を 見せつけて 木立ちを揺らす 蝉しぐれかな
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好きだよと言えば僕から離れてく その確かさで黒板を拭く
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読めるのに書けない漢字増えてきて書くことさえも忘れ去られて
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ダメになる前に食べてね人体もナマモノだから冷やしておいて
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潮風を吸い込み頬張るおむすびの こっちが梅かそれとも昆布か
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チョコミントアイスが溶け落ちる前にこの世で最後の恋に飛び込む
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ここからはあたらしい朝、孵化をした君が光にさらわれる朝
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だいすきだ!それだけで人は死ねるし現に私も三回くらい
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稜線を白く縁取る遠き峰 オリンピックに夏空の青
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「深夜って何時までなの?」「そんな事考えないでいられるまでよ」
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えらいので 明日のわたしのためだけに サンドイッチを作っておきます
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ジュリエット 私をその名で 呼ばないで あなたのそばに 永遠にいたくて
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「長野はさ、りんごがおいしい?」シードルのコルク抜きつつ反芻する夜
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瞳から光が消える瞬間の冷たい情熱分けてください
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少しだけ肉感が去るほっぺたに君が大人になる夏を見た
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いとしさは並んで食べるトーストのぽろぽろ落ちるかけらのごとく
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暑い日にみぞれ蕎麦食べ おろし金 どう洗うんだ 手が血まみれに
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少年が少年時代を守るため放つ矢、たやすく折られ八月
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「有休」と打ち込んだ文字「悠久」と変換されて揺蕩たゆたう指先
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貝殻を右耳にあてる 人はみな背骨に海を記憶している
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どれだけ息を殺してもとなりあう僕たちに響く不協和音
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心がもう こんなに傷ついてんだから 身体のほうも、おんなじくらい、
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この夏をじゅうななという年齢で割った余りのようなカルピス
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ただここに私の歪みだけがあり祈りでもなく言葉でもなく
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過ぎし日が積み重なって山となり川を伝って海へと至る
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雪を噛む確実に噛む靴裏がスノーシューってこんなに楽し
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麻酔明け目覚める先に覗く顔会えて良かったまだまだ逝かぬ
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使命感それを背負いて火に向かう我が長男に男気のあり
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青空の遠くと近くに白い線機影なき跡轟音の聞く
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伏せし父見舞い叶わぬこの時節せめて届けとシアトルより書く
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