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紙魚
(
しみ
)
といふさかなの泳ぐ頁にて
水泡
(
みなわ
)
の琥珀いろの膨らむ
3
たくさんのレビュウがついてこの星は星と呼ぶには小さすぎるか
0
輝いておねがいだから頼むから 土下座もするから靴なめるから
1
反射するビルの光の重層に薄れる影は街のあやかし
1
好きな物 メカとロボと
IoT
(
アイオーティー
)
オタクと言われて 構わない
1
来し方も行く末もはや酔い果てて彼我は美禄にくずおれてゆく
8
酒なくば 即ち死すというごとし あとにもさきにもこの一献よ
2
のけものは けものけだもの もだもだの のけてけられてけだものだもの
2
どこへ行く どこでもいいさ どこへでも どこへ行ってものけものだもの
4
黒い雲 今は真下で向こうには紺碧の空 その真下へと
4
共感をされることなき悲しみをふりまわしてるわたしは台風
2
暗がりに感じる柔い石鹸を 来世は雨に生まれようかな
1
雨音に秒針かさね落ちてゆく宵闇の底のまぼろしの声
3
どんぐりを土に埋めつつ冬の夢かぞへてゐるやりすのご一家
2
灰いろのりすたち跳ぬる裏庭に灰いろのこころ放り眺めむ
2
残酷な平等がある振った君振られた僕を電車は運ぶ
1
お陽さまの光のように笑う君 だから私の心も溶ける
1
それぞれの種は黄色き芽を伸ばし己が答へを天に示しぬ
4
硝子瓶のなかに
犇
(
ひし
)
めきあひてゐる黄色きもやしの答へを食はむ
2
自惚れと自己撞着の焦げ付きに代えの効かない夢を見ている
7
編むことをいついつまでも続けたい それが私の生き甲斐だから
1
右手に貝殻 左手にシーグラス 寄せて返すは記憶の波
0
一世一代の告解 夏草のざわざわに掻き消されて
0
夏めきて 踊り場の密会 駆け抜けるうわさ
0
柔らかい機械の鸚鵡に内省を勧められてはまた夜越える
0
台風に連れ去られたい、連れ去って。台風一家に入れておくれよ。
2
手触りのいい布で作る目隠しで
帳
(
とばり
)
をおろす台風の夜
1
宵の口、死んだネズミを齧り待つ 台風がまた近付いてくる
1
草の葉に蛍 煙上げながら止まってる よく見たらお父さん
1
お米にも神様ななにんいるわけで、僕の世界にゃ億はいるでしょ
(
#世界・神様・僕を使って文章を作ると性癖が出る
)
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