葱ロマンティックロボット    フォロー 40 フォロワー 22 投稿数 200

女の子にモテたいがためだけに短歌をやっています。お尻の大きいおねえさんは積極的に話しかけてください。

夜食にはチーズの直方体並べその銀の右はじから食べる 

サーモンのムニエルがさめぬ距離に住む妄想しつつ箸で身ほぐす 

布一枚ヴェイルに包まれ朝つをおごそかに待つうめぼしおにぎり 

パンプスで濡れた道路にりの花びらよけてひとり帰る 

指先でシーツのしわをもてあそびふるさとの形つくりては消す 

前歩く見知らぬ老婆のスピードで流れる歩道に夏きたるを知る 

脱ぎ捨てたキャミソールが稲妻の形で床に落ち君眠りし 

生牡蠣を噛んで君の思いだしあわててあおるワインの無味むみなる 

朝八時満員電車の幽霊に揺られて街に行くなり土曜 

リュウグウノツカイになって泳ぎましたこがねの朝の満員電車 

レッドブル片手に問題集にらむ小学生よ急行は走る 

沖縄に行ったことはないけれど春雨しゅんうの寒さに耐えられぬ夜 

その先にが待つものか夜行バス店店みせみせ眠る新宿あるく 

目をふさぎ耳を閉じたら寝られるはずテントの外で鵺なく夜でも 

酔っていてもごみ箱にごみを捨てるきみ(ゴミは床に落ちているけれど) 

母の日に折りしはずの鶴折り方を忘れて紙で指もてあそぶ 

毎日と変わらぬ靴の履きごこち新元号の朝の玄関 

お花見もひとつくしゃみの爆風で杉の季節なり花びらが舞う 

呪いあり生け贄ありのプロレスを今日もするなり月曜の朝 

異国ではポポカテペトルが憤怒して吾が頭撫でるオフィスの午後 

一説に金玉が語源の果実アボカドを神妙な顔で食べる君なり 

まだ起きている子が目あきて見る夢のうさぎの尾には甘き味あり 

明日もまた馬車馬のごとしの更けに灰皿につ灰がこぼれる 

往来の陽気の中でつなぐ手のビュンビュン振れる速度を求めよ 

なまぐさきなしし世界もしなれどなれど短歌よ血とあらまほし 

いざさらばヴァイオリン弾く君のよ『ヴ』なき世界に君らはらじ 

なまぐさくない短歌だっていいけれど、けれど短歌よ血であってくれ 

なまぐさきなしし短歌もしなれどなれど短歌よ血とあらまほし 

何で早くやらなかったのかと自責をする230日の俺より 

何で早くやらなかったのかと自責をする229日の俺より