葱ロマンティックロボット    フォロー 44 フォロワー 25 投稿数 248

女の子にモテたいがためだけに短歌をやっています。お尻の大きいおねえさんは積極的に話しかけてください。

揉んだら もっ つかめば ゆっ と変形し、ねこのからだはでたらめである 

つなぐ手の温度がまさに春めきて 人類はいま滅んだのだろう 

渋谷では茶道の心得あるひとが流行ってほしい ねえお茶しない 

聖夜には列なす恋人たちにむけ枯れたサボテン配りあるいた 

れつをなす野良ねこたちのゆく先に世界の終わりがある気もする 

夜夜中よるよなか紫煙をほつほつ吐くときに魂をともに吐いたりもする 

現金をいくらかやるからきみの顔を一発殴らせてはくれないか 

春めいた仕草で本を読めばほら25ページが風でとばされた 

ぼくの名を希釈してゆけば月になる きみの名前は紙には書けない 

北風と太陽と僕が競っても僕が最初にきみを追い剥ぐ 

受け身から教えてもらうあいつには背負い投げしてもらうわたしは 

カサカサでぷにぷにの恋は突然に降ってきたりなどしないはずだろ 

春らしい前置きはこれくらいにして今から君をさらいにいきます 

家でひとりルンバが姿見倒すころ明日の天気に気をもむ僕ら 

あ、そうだ。みんなせーのでいっせいに仕事をやめて夏になろうよ 

一人称が「世界」の人が言っていた美味しいサバの味噌煮がたべたい 

前世ぜんせいは芝生だったという人のかけだしたあとを見守る母よ 

夕空に色おりおりがかさなって窮屈そうにする夏の虹 

マスクした露出狂も出没する 桜舞い散るコロナウィルスの街 

新学期のみなさまにお知らせします 人類はもう滅亡しました 

かぎりなく嫉妬めいたあこがれを強くにぎった手でつたえ 「ママ」 

薄目あけて見るきみの顔が美しい花みたいで路傍ろぼうにぽつん 

今日くらい抱かれてあげてもいいかもねヤツの革靴の中のベージュ 

ブルガリヤの蝉はさぞかし大きかろうとおののいていた奴のいない八月 

きみ黙して冷たき白刃を振るいてなおくも美味しきムニエルの鮭 

とっておきの悪女に君がなるために歯科矯正の残り二ヶ月ふたつき 

道、もくしてシーシャの騒ぐ水のおと深夜映画の銃のおとだけ 

でて畳こすれるひざの音氷のパキパキわれる音だけ 

冷蔵庫のブゥゥンとうなるモーターがが心臓の音に重なる 

きってみろきってみせろよきりましょうタイムカードで一刀両断