Utakata
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葱ロマンティックロボット
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女の子にモテたいがためだけに短歌をやっています。お尻の大きいおねえさんは積極的に話しかけてください。
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胸中に虚無満ちるときに
詩
(
し
)
のうまれ綴れり文字はいずこより来る
1
朝を忌む夜はひときわ親指が
三十一文字
(
みそひともじ
)
をなぞり忘れる
1
今日未明おやつの余韻の影響で冷蔵庫への足取りのあり
1
地獄とはこんな夜あぁたばこの灰大事に溜めた空き瓶のひかる
0
眼鏡かけ眼鏡を探す自分見て父に会いたくなる決算期
0
汚部屋
(
おへや
)
にてミニマリズムの本を読みまずその本を捨てにゆく人
6
「お客様のお忘れ物ではないですか?」と手渡される誰かの右耳
1
その昔馬小屋に鳴くカササギをニュースで聞いた
2018
(
ふたまるいちはち
)
2
横になり自分の尻を触り手を暖められるが冬のぬくもり
3
こうべ垂れ 「良いお年を」と改札を越す波は
吾
(
あ
)
を押し流しゆく
1
おにぎりも食べた気がしない夕方に冬に備えて肥える
吾
(
あ
)
の尻
0
駅に
入
(
い
)
り 良いお年をと越されたる年にこうべを垂れる人たち
0
満月に性欲の湧く食卓のグラスのワインが血の
香
(
か
)
に変わる
1
君
(
4
)
すらもねこの卵も遠い日の 秋の雷聞き思い出す
0
木
(
3
)
々の芽の柔らかくなる初春にねこの卵の孵る夢見る
0
小
(
1
)
走りでねこの卵をかき
抱
(
いだ
)
く君の背を追う夏休み初日
1
冬
(
2
)
だから、君にもらった押し花とねこの卵を暖めている
2
おじさんの金玉に散る水しぶき顔に当たった銭湯の午後
1
焼き芋の売り声追って夕暮れに
兄
(
あに
)
妹
(
いもと
)
らは家見失う
0
青色の蛍光灯が床照らす月の光に変わる二時半
0
心臓のような色した寒鯉が うずくまる様をじっと眺める
4
おにぎりも食べた気がしない秋半ば冬に備えて肥える
吾
(
あ
)
の尻
0
おひとりさま一つまでならねこの卵売ります一つ
¥300~
(
300円から
)
1
毛を着なよと兄が言いつ手渡した薄手のシャツの肌寒い朝
1
大きくて可愛い犬のおでこ撫で大きいだけの吾のおでこ触れ
0
中東のトカゲを飼いしこの
眼
(
まなこ
)
の見すえる先にたばこ吸う父
1
北風にも実は名前がありましておじぎをするとおじぎが返る
1
それをこう、違うよそっちを、もう貸して、母に会いたしリモコンを見る
0
一首一首短歌に殺意をしたためて七七の封で
誰
(
た
)
を綴じをる
0
俺の詠む短歌が犬だのねこの様に可愛ければよかったのに
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