葱ロマンティックロボット
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女の子にモテたいがためだけに短歌をやっています。お尻の大きいおねえさんは積極的に話しかけてください。

乳呑み児の指折る音をアラームに 首をもたげる月曜の朝
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床下に今夜も死んだ母の這う音が聞こえる安堵して眠る
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ヒヒヒヒヒ……指名手配犯を見ました。自分で自分を通報してみる。
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君といた頃伸びた爪を保管した瓶に詰まった甘い思い出
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まだ溶けぬ罪の飴玉口を刺す 二個目(チョロい女だ)を入れるあなたにすがる
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君に送る 愛のキャンディー並べながら もう殴らないと君に誓うよ(嘘です!この男は嘘をついています!いつだってそう言うのです!)
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刃(は)の切れ味、それと自分は信じられる 不確かな世のすべての幻(まぼろし)
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キツネ目の女の腸(わた)を切り裂いたナイフの刃(やいば)はもう温かい
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赤ん坊のおでこをナイフで一掻きし 垂れる血舐める妄想をする
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俺が死ぬとこから始まるドラマ見たさ故に定める生きる目標
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タレントの戦争批判をテレビ越しに見る人殺しの目に映る地獄
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日の射(座)さぬ(敷)座敷牢には虫虫の声聞き描いた夏の絵日(牢)記
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この納屋にも九度目の夏の塵積もる 兄の名残の梁(はり)の縄あと
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納屋に籠もり 兄の名残に安堵する 塵積もりゆく梁(はり)の縄あと
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乾く血のこび付くテレビに 膝かかえ世界の野山に見惚れる夜
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誰の胃で 溶けるる体 腕 頭 足 肉の中にわたしをみつけて
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あの夏に誰捕まえたカミキリムシ ギチギチ言った声が怖くて
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油虫(おはよう!日に焼けたその横顔に笑顔 海には誰と行ったの)
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厭世(肌を焼くコンクリートの照り返し 玉の汗落つ夜の亡骸)
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汗涙垢や蝉コの怨嗟節 じっちゃも若衆(わかしゅ)も染みる畳目
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地に伏した柔らかい穴や油蝉 生意気に鳴く涯(はて)の野山
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土に伏しじっとり濡るる油蝉 見下ろす顔の笑み気付かぬる
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ニンゲンは柔らかい穴のなり損ない こんにちはホホホ……愛想笑いで
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馬手弓手 かすかに軋む荒縄の 音が教える命の手触り
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扇風機の鼓動をたよりに明日(あす)を待つ 夜の鏡のように不幸
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手をつなぎ 飛び込む南の海に泳ぐ ウバザメの口は天国の門
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怒鳴りつけ キツネの顔になる夜に かすかに聞こえるいずこの遠雷
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キツネ目の見知らぬ女がまた一人 すれ違いざま またね と言った
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キツネ目の女が二人居並んで 交差点からこっちを見ている
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俺とよくよく似たヒトが路地裏で 倒れて動かぬ赤黒い沼
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