874dd86a 4a83 4d11 a9a7 43196e20a74a  むらさき    フォロー 26 フォロワー 26 投稿数 471

雅俗・調べ・時間・ https://akehonomurasaki.hatenablog.com/

花は白き 芽のつぶやきを風にのせ何も知らなき心をうつす  5

身を削がれ悶え苦しむ薄紅の悲しみを喰む魚の弔ひ  4

夢ののち藍いろの闇に吹かれ舞ふ夢屑つなぎあはせ夢見ゆ  7

またの日も居どころ探し草枕あるかなきかの安宿あすかを求め  5

果つる葉の夢をおきつつ濃く薄く霜枯れのいろをうつす朝焼け  9

鴇色の羽はばたかせ夕風をおくる西つ方 芒ほむらの  5

輪郭のかすみて揺るる満月のかかやきのふと白薔薇となる  4

灰帯ぶる藍のあはひにうす目あけ甘き月光吸ふ四足獣  1

沈みつつ影も眠れる午前四時 文色あいろなきそらにしかしてゐる  3

銀灰の月の呼吸につつまれて会話のかたちにある白き椅子  5

客人まらうどの去りて静けきくりやにて赤葡萄酒の赤きに沈む  4

戦争も飢餓もなく日日詠みてゐるしあはせはこの頁の歌歌  2

はつかなるこゑにも揺るる蠟燭らふそくのちひさき明かりのちひさきほかげ  4

星なのか星屑なのか屑なのか天に流れて示してもらふ  4

しあはせの青き鳥すむとりかごに何もあらずと云ふ人あまた  4

家のなき人と蠟燭らふそくかこみつつ七面鳥の受難日に謝す  2

黒豆のあかむらさきの煮汁にてこころ染めたき夕しぐれかな  6

歌なのか歌屑なのか屑なのか風にわたしてをしへてもらふ  1

銃弾の白き瞬時をスローモー//ションにて描きう歩く街  3

浮かびくる桂の明き葉のまはりたゆたふ夢のまろき匂ひの  3

薄紙につつまれてゐる白き死の日常性を透かして見やる  4

この葉この葉ひらりひらりと夢に堕ちまた生まれむと朽ち果ててゆく  1

虹の色のおのおのとけあふことのなくおのおの立ちておのおの光る  1

すきとほるさがにいと深く交はれる。彼は元彼女He was a female彼女は元彼She was a male  1

虹のうち茜さす地に近くあるむらさきまとひすみれとならむ  4

空色の天窓の下に歩を進め目をつむり陽の瞑想となる  0

木塀よりすつくと背のびする秋の貌のまま立つひまわりの翳  0

消えてゆく夢とうつつのあはひにて零るる歌くづ雨音として  0

晒さずにまことをうつすすがた見ゆ雲ゐに光る月の裸体に  5

天空には十字を引ける飛行機雲きもち良さげの四等分の  1