Utakata
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むらさき
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雅俗・調べ・時間
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音の無き時雨に濡れてあぢさゐの淡青の色みづゑとかはる
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木の間より青空の色たしかむるうた曜日@ことのはの森
2
さんざめく文字の繁みをかき分けて輪郭の無きことのは拾ふ
4
うた曜日ひがな一にち歌を詠み言葉をまるめ言葉をひらく
2
ぼちぼちと淡淡とただ歌を詠む時時のぞく日に包まれて
1
終点のいろは何いろ移りゆく白きなる風知りてゐるかな
1
あをみ濃き葉によりそひて蔭に浮く宙を和するあぢさゐの白
1
一輪とて静かに花は華となる雨の日の卓の薔薇の一点
2
潮風に吹かれまなこを閉じながら、空となる人、海となる人
6
濃き薄き青のあはひをまっすぐに翔びて鴎はこころ澄ますや
1
海峡の高速船と競ひあふ鴎の白き低空飛行
2
画用紙に青色クレヨン走らせて、空を描く人、海を描く人
4
おるがんのきゃらめる色の
音
(
ね
)
は語るどれみふぁそんなこともあるよと
6
朝の日のほがらほがらと包みこむ野原に黄色のたんぽぽほがら
1
黒き目の猫と寝転びのほほんと互いの瞳の星を見つむる
3
何となく視線をうけてふりむけば軒端のかげに追憶の猫
2
ひんやりと生ゆる三つ葉のじゅうたんに時間を止めて四つ葉さがさむ
3
つま先にしづけき草の息を聴く濃く薄くあをむ野辺の逍遥
2
青空に散文詩にて物語るダリアの気持ちの揺るる花園
2
陽の色を彈かせてゐるダリアゆゑ白昼の視線ひとり占めする
4
風の下たゆたふことなくとき過ぎて
躑躅
(
つつじ
)
の紅は
翳
(
かす
)
みて点る
2
静けさにつつまれ濡るるさ庭にて残んの
躑躅
(
つつじ
)
わづか紅色
3
岬より水平線と平行に青のあはひを絶つかもめ翔ぶ
3
さまざまなる想ひは風に吹かれつつ夜明けの空と重なりてゆく
4
優しくも厳しくもありいつもゐる時間とふものを目にしてみたし
1
おやすみと目を閉ぢ目を開けおはやうと消えし時間の不思議をおもふ
3
乾くこと無くことのはは湧き出づる心を澄ませ感ずる限り
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書きとめておかねば消えてゆく常を覚えて記す今日のことのは
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