海月ただよう    フォロー 16 フォロワー 16 投稿数 85

ツイッターに流す歌の倉庫として使っています

ふゆのふをふと口にする幾万の人の吐息でゆきがうまれる  4

ひかりひかり正しさだけに降るならばお前はただしくなんかないよ  5

青空に穴開けたのはあなたです、青のセーターとてもまぶしい  3

ただ比喩としてのみ鳥になるわたくしがあなたを慕ふうたをよむこと  1

「たのしい」のラベルを少し剥がしたら「か」の字が見えてあわててなおす  6

とめどなく傘から雫きらきらと願いはひとつぼくを泣かせて  0

なめらかに滑る北風描く白あなたはそれをさよならと呼ぶ  3

さみしくはないよ期限の切れているキップをポケットに入れている  1

一面の星はそれぞれ遠くあり教えてくれた図鑑はどこへ  1

あたたかな右の胸へと耳を当てここは太陽、君をうるおす  0

本当になりたいものが分からずに触れた順からしずくになって  4

三日月が夜のとばりに食い込んであなたのいない左が冷える  4

少しずつシに近づいていくけれどドレミの歌は空に響けよ  6

本当は木星行きかも知れないが会社行かなきゃ、ここで降ります  9

くぼませた手のひらの中雪は融け冬のあなたに出会えぬことを  4

思い出にするにはいまだ早すぎて鍋の大根透き通らない  3

あたたかいスノードームだ 空仰ぐきみと分けあうビニールの傘  6

ビル街の窓それぞれが明るくて北へのしるべを失う真冬  3

悲しいとことばにしてはいけなくて雨雨降るな降るなよ雨よ  4

ゆきがふるゆめをみました隣には一人もいないシーツの上で  5

たましいに多分似ているさみしいを抱きしめるからおやすみ、世界  9

南へと渡る鳥の夢を見る枕の脇に歌集を伏せて  0

自販機のHOT(一息) 釣り銭を取る指先の冬は寂しい  0

かみさまに懺悔をしたい人たちがひとりずつ乗り込む観覧車  4

戻れない過去が広がる(波の音)時計の砂はさらわれつづけ  0

冬空の雲雲雲 雲雲雲なんて素敵な空白だろう  1

地球儀の日付変更線なぞり昨日の君を探しつづける  0

夕映えに一面散ったガラス片美しさとは千切れた夕陽  0

あなたへと伸ばすこの手は届かない冬の銀河の光零れる  1

馬                               馬べるもんとすてーくすさんじゅういちばしんさあっしょうせくれたりあと  0