Utakata
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海月ただよう
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たましいに多分似ているさみしいを抱きしめるからおやすみ、世界
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南へと渡る鳥の夢を見る枕の脇に歌集を伏せて
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自販機のHOT(一息) 釣り銭を取る指先の冬は寂しい
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かみさまに懺悔をしたい人たちがひとりずつ乗り込む観覧車
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戻れない過去が広がる(波の音)時計の砂はさらわれつづけ
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冬空の雲雲雲 雲雲雲なんて素敵な空白だろう
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地球儀の日付変更線なぞり昨日の君を探しつづける
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夕映えに一面散ったガラス片美しさとは千切れた夕陽
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あなたへと伸ばすこの手は届かない冬の銀河の光零れる
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馬 馬
(
べるもんとすてーくすさんじゅういちばしんさあっしょうせくれたりあと
)
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青色のレールをジグザグ繋ぎつつドラえもんいる未来へ進め
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君がいた夏の緋色の幻をガラスの鉢に浮かべてひとり
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毎朝の電車に馴染みの顔がありお互いの名を知らないでいる
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薔薇色は何色ですか緋、黄、ピンク しあわせだって単純じゃない
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クレヨンの白を真っ先につかいきるあなたの描く海に住みたい
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帰らない理由が無くて鉄棒をぐるんとまわり夕日を落とす
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世界にはあなたがいると信じてる、画面に触れる触れる指先
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美しい不在の証主なき赤い歯ブラシそのまま立てる
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もういないあなたの椅子をぴかぴかに拭けばこんなに冷たい不在
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ドロップ缶さいごのひとつかみ砕きわたしの骨はこんな冷たい
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TLに萌え絵と自爆テロ並び等しく消費される日常
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さみしさはわたしひとりのものでいい下腹部の傷はちゃんと閉じてる
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空白をうめるすべなど知らなくて瞼閉ざせば柔らかなやみ
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この世をばわが世にあらず望月の光は吾にも降りそそげども
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永遠はいらない冷えた君の手をあたためるだけ、あたためるだけ
1
胎内の海から生まれ重力に逆らい二本の足で地を踏む
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君とおなじ名を持つ花の切手買い口づけをしてゆっくりと貼る
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鮮やかな落ち葉落ち葉を踏みしめる秋を殺してその先へゆく
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最初から境目無くて吹く風が描いていった秋の輪郭
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おしまいの合図雨傘丁寧にたたみ広げる晩秋の街
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