口下手くちべたさがにありけむ 話すとも吾が思ふところ えわからせざりけり
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火樹銀貨 強者どもが 事の後 作って使って 捨ててリピート
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部下の愚痴 上司の叱責 プルタブをプシュリ泡立つ苦いのどごし
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畑作や農民一人茶を飲みて立ち尽くし見たり我の散歩姿
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初日の出 不思議なもんだ、と父笑う 「アメリカから見りゃ最後の夕日」
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背伸びして屋根を折り取り空かざす 右手に凍る勇者の剣
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‪お願いです頭を良くしてください誰も傷つけなくて済むよう‬
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‪つらいなら辞めてもいいかあと1分あと1分を先送りする‬
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好き嫌い 好き好き嫌い 嫌い好き 好き嫌い好き 好き好き好き
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ハンモック 春の日差しを 浴びながら 遠い街の 友を思う空
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眠れない 修学旅行の 夜の中 ずっと見ている 瞼の裏側
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あの時の パチンとはじけた君の笑顔 透明な瓶に入れときゃ良かった
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横顔や 思考巡らす その仕草 きょろつかせる視線 観るのが好き
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人という 漢字はまるで 電気依存 繋がれてしか使えない コンセント口みたい
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一人きり 君が残した文庫本 栞は二度と息を吸えない
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未読スルー 読んで欲しいのは あなたなの あなた以外の 人ばかりのとう
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‪大学に行きたかったな髪色は職場規定でいつも8番‬
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青バケツ揺らぐ水面に蘇る 線香花火と縁側の祖母
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人生の残り時間に気づかぬか気づかないふりして生きる人
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拭いてみる昔の家の窓ガラス便利機能な地図アプリにて
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去りし日の思い出眺め語る君 偶像のまま大人になった
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‪鳥の声 解答欄はぐにゃぐにゃで 腕は震えて 欠ける消しゴム‬
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‪わかってないけどわかった顔をして読む本のなんと面白きこと‬
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ほととぎすなくやさつきのしののめの降るとしもなくふる雨の音
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スニーカーを 靴下をせずに 履いてみる 足どり弾む 梅雨の朝雨
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弁当の 誰も気にせぬ 主役とは 脇役に徹する 人参の花
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何もかもうまく行かない僕の背を何も言わずに強くたたいて
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三角の 心は成り君の心を僕 で 貫けるかな
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明日こそ話しかけよう 飼い猫の変な寝相を丁寧に撮る
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土曜日が 瞬く間に終わる 寂しさを 染みて思う 月曜日の朝
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