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側溝で動かない蛇を目にしたが翌朝見に行くと跡形もない
3
振り返れば浜辺の砂に自分の足跡立ち去ればやがては消える
1
拾ひきし犬も今年で八年か誕生日としササミを茹でる
6
演奏の終はりし後の静寂に少し遅れて喝采のあり
5
踏み外し墜ちた輩に大衆は「それ見たことか」石を投げつけ
5
野生の血ときに騒げば飼ひ犬はひくく吠えつつ庭かけ回る
4
飲みかけの「リコピンリッチ」こぼしてはこれはまずいとシャツの胸見る
5
隠してた愚かぽろぽろ零れ出てやばそうだなと踏み留まった
3
古来より人の不幸は蜜の味 憂さを晴らして秩序を守る
3
道端に真の藍色集まって輝く「
紫陽花
(
あじさい
)
」
黴雨
(
つゆ
)
のまにまに
3
「おめでとう」 ふたりで言えず残念だ パパもママもさ 君愛してる
6
照りつける通勤の路日陰なし 甘えるなかれと襟を正す
2
青空の大きなキャンバス、描くのは、鳥と雲との気ままな世界
5
聞きつとは誰に告げまし郭公あたら鳴くなりわび人の垣
1
子のナビで おぼつかなげに ポチる母 ネットスーパー 初心者マーク
5
朝スタで、いつものラテ、ホッとするなぁ、いい日通勤^_^
2
それでもね、今の人生悪くない、幼き写真が、少し笑った
2
誰が里に今夜なくらむ郭公世をうの花の門を問はずて
2
なつ椿 おのが
露命
(
ろめい
)
を知りながら
朝
(
あした
)
には咲き夕べには散る
4
キラキラと目を輝かせて見つめるは瞳に映るクリームソーダ
5
何にでも歌に変えてしまおうと安易な考えすぐ見抜かれる
1
がたんごとん
f分の1
(
えふぶんのいち
)
の揺らぎにてすやすや眠る赤子の尊さ
5
朝食の りんごを剥けず トマトジュース 買い出し負荷過多 手首に湿布
5
歌づくり精度が下がった気がすると思ってすぐに辞書を開く
2
諸行無常鼓膜を震わす女史の
聲
(
こえ
)
まいどありと伝えるかわいさ
3
朝起きると昨日の自分が消えたみたい今日の自分が一番若い
1
小さな手ドアに置いて瞼閉じドアの振動感じる
幼子
(
おさなご
)
4
車両の中きょうだいみんな釘付けに敷かれたレールの先を見つめる
2
子を見つめ母の眼差し美しく優しく光る瞳のかがやき
5
運転士指差し確認怠らずいろんな機械を見つめて走る
5
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