流氷の接岸そして大寒と冬極まりて冬眠の侯
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暗闇の氷点下の車中泊外に出たいと犬上に乗る
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亡き父が 我に伝えし 「ありがとう」一日百回 使う目標
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大寒おほさむみ けふのあした鈍雲にびくもの ひきく迫りてぬがに泣くなむ
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生き方の 迷子になると 空を見て答えを探す 癖はなおらず
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我が町の自慢の駅舎 百年を 越える年月 人見送りて
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抱き上げた 孫の重さに うろたえる 成長嬉し 自分の悲し
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人生の砂時計から 一秒が こぼれ落ちてる 音好きだから
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叩かれても叩かれてもまだ生きている タフネスなのか鈍感なのか
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生成AIいざ始めむとテキストを傍に置きパソコンに向かふ
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スクープで時代が変わる日本国 浮かれし日々のデジタルタトゥ
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【SF】にじはんの まどのそとがわ ほのあかり 開けりゃUFO 母艦に目玉
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I love you 異音同義の「わたし」から同音異義のそれぞれの「きみ」へ
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ヌルヌルが何もないこと示してただなんて知らない人間だから
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はいかいの そのおとろえも よろこべず いのちのちからの おとろえかとも 
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ちいかわさん あなたの声ウタが 聞こえません お元気ですか 吐いてください。
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◯ぬのなら 死ぬ気で挑め!上目指し 朝から走る 冬の朝焼け
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果たせぬ夢は 果たせなかった夢へと 心地よくきらめく残像  
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ラメラメの 赤いネイルを 塗る深夜 午前0時は 明日か今日か
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もう君の前に立つのはおれじゃない。 思い出ツラさに耐えて「俺」はたたもてぬ
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洋服地 中表なかおもて にて断つときに人の心の裏を思えり
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いつ何が 起こるかなんて わからない だから毎日 が、大切な日
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いよいよか 酒まで不味くなってきた。 メンタル終わり 救いはないの
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腹痛で臨む会議に集中しこんな日だって赤マグカップ
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古典など要らぬという人知らぬこと 朝を「あした」と読めることとか
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ヒンメルは 届かぬ恋を悟っても 一生短い時を 想いつづけた/勇者
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眠れない 夜にむさぼり つくように 飲む眠剤が 心の支え
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口から 飛び出しそうな 不安感を 少し和らげる 酒と眠剤
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酔い歩く人等避けつつ ポケットのハンドタオルに その手を包み
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こどもらは れんぞくした じいしき もたぬゆえ みらいなく かこなく いまをいき
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