あの時どうして私自分ばかり 大事にしてしまったのだろう
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電車の窓 外には斜めの水滴が 嫌いな俳優の広告見て睨む
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人はいまだ神をも国をも殺し得ず、夏に氷を食えているだけ。
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別れとは、君との思い出一つずつ忘れる作業を強いられること
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「やっぱりね」 「人生なんて そんなもの」 気づかぬうちに  諦め上手
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誰よりも あなたが好きと 想っても  たった一言ひとこと 許せぬ私
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熱帯夜、汗を拭った 今わたし世界で一番生きていますよ
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やけにうるさい雨音に夏を好く いや窓開いてるだけやん草
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「死ぬ前にあぁ楽しかったと言いたい」と語った友よ 蝉の亡骸なきがら
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寝る時間少し過ぎてもいいじゃない 双六オセロ 夏休みだし
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エアコンのタイマー設定入れ忘れ ダル重プラス電気代ヤバ
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次はない すぐ忘れてしまう 明日もない 今しかないのだ 今しかないのだ
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さようなら 次あうときは うらやむような 私でいたいね いられるといい
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ごめんなさい あとありがとう さようなら 書きなぐっては 海に流す
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目が覚めて 歌うたうのだ 悲しいこと 忘れてしまえ わすれてしまえ
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役職は 人を狂わし 人間を 木偶の棒とし 道具と思う
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権力を 持てば人間 様変わり 人の情など 忘れてしまう
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革命は 自由を求め 権力に 立ち向かいたる 危うきロマン
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いつだって 人は自由に 生きられる そんな幻想 信じて私
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組織とは 人の個性を 押し殺し 鋳型にはめる 残酷なもの
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冷たきは 人の心と 機械音 役職に就き 魂売れば
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追いかけて 追いかけるほど 逃げてゆく 夢はいつでも 影法師かな
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悲しいね 愛するほどに 愛されず 望むほどには 叶わないこと
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自分より 他人が可愛い 人間は 人に好かれる 特質を持つ
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ゼロ続く 自分査定に 飽きが来て もがく自分に 慣れも来ました
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そんなのは世界が滅びてから言え「お前がいればどこでも」などは
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白々と燃ゆる怒りが必要だ 水を汲み上げ全て飲み干す
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きみがすき その悲しみは 結局 自己愛なのか と考えたり
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すてきなひと 君に似合う人 うらやんで ごみのように 自分を感じて
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はきだして 慰められて 次に行く しかないのだと 言い聞かせては
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