スナックで俺よりモテる男には 顔に大きな青あざがあり
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キミんちのWiーFiルータのパスワード 聞くに聞けなく4Gのまま
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恋しいと恋のさかいに君がいていつかの笑顔が胸に痛くて
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正確な 税の徴収の如き死は 生ききってから考えますね
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夕時の篠つく雨のぬかるみの 泥粒の絹の肌に散り飛ぶ
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だこちてが上手く言えない君と僕 檻破れずに傷つけあって
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ひとときの海馬をかすめた指先に 焦がれる胸を海に返して
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逢いたいを重ねども またかささぎの尾を眺め 風の中にいるなり
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ほんとうは確かめたいのに二の足を 脱げない赤い靴で舞い舞い
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謝ってほんの少しはうく心 誤りもしないひとになりたい
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おめでとう。(ずっと貴女が好きでした。)あなたが綺麗だからなの、これは。
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花束をあげるつもりよ 最後までなんにも言えずうつむいたまま
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心の曇りはいつになっても晴れやしないね 度数の狂ったレンズみたい 歪み
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海岸が瞬きの間に離れゆく 何も聞こえないほどの速さで
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心ごとはじけて消える しゃぼん玉われるみたいなかすかな音で
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街へ出て人波に酔う 人生は大後悔の時代のさなか
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祭り開け「あれはやばい」という人が次の祭りを創るX
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ごくごくと喉をわたった氷水胃の腑のあたりがキンとなる水
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辛口を好む我 疲れても ケーキは勘弁 今夜はチヂミでありがたき
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7時出社23時帰宅 セブンイレブン 体がもたん
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君のご飯 僕が食べたと 言いたいの? いやいやいやいや 食べてませんよ!?
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助手席で 日付を越した あの夏の 記憶が沸いて 布団をかぶる
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悲しみをジップロックで凍らせて 休日朝に刻んで食べる
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お別れの キスまで届かぬ 数センチ 髪に触れてる 夏の夕暮れ
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我々はそれを繰り越し生きてきた 不幸絶望悲しみすべて
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持っている いつも鞄にリスペリドン いつも心に村田紗耶香を(7/11推敲)
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三ツ星もどんな料理も一瞬で流しに出せば汚れに変わる
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白物と色柄物を別洗い 人生は洗濯の連続
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Tシャツに「優勝!」と書くインターハイ 洗濯をして消える寄せ書き
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ああ大変 洗濯物が 濡れていく 気づいていても 身体動かず
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