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憂鬱な学び舎へまた行けるのは 君があまりに優しいからで
10
半袖も ためらいがちに 外に出て 捗らぬのは 秋支度なり
8
泣いているあなたのために占いのラッキーカラーで空を染めたよ
32
「恋」なんて 大層な名を付けずとも ふと浮かぶのは君の横顔
11
笑ってる。君のこころの振動が伝わってくる愛の揺り籠
9
でもだめだ いくら知識で補填せど あの姿見ておぞけたつよな
10
ごきぶりが感染源とする病 この歳にまで聞いたことなし
10
御器噛
(
ごきかぶり
)
わりと典雅な名を持つに 母に刷り込まれ児らも怖がり
11
血も吸わぬ毒もないのにあの虫は かくも人から嫌われるのか
10
泣き叫び滅茶苦茶にしたこの部屋を片付けるのも私よわたし
12
この世界私と二人重なるも間隙ありて
靡
(
なぶ
)
くもの無し
7
嫌なこと 立て続けにあるこんな日は 早く片付け 早く寝るべし
22
十月の半ばの終わりの午後なのに冷房つけてアイス齧ってる
10
カウンター席で飲め飲め白ワイン今夜を延ばして引き延ばして
8
ようやっと金木犀が香りだしあの日のことをまた思い出す
10
ヨーグルトみたくしだいに固まって水切りできたなら、憎しみも
10
かろやかに走り抜けたり太陽のコロナのやうに髪なびかせて
5
秋桜は夕日を浴びてもたれ合う雪虫飛んでやっときた秋
23
長電話す学生時代われの後ろ電話切りなさい父の声がする
14
後ろには黄金のすすきがある気配長く伸びてる影を踏みつつ
23
暑い中せっかく掘った芋だから美味いと信じてレンチンしている
10
弍丁目の虹色カクテル晝休み云はれた「レズ!」と呑みほす ゑぐい
6
物忘る父の機嫌がよい電話繰り返話しの声を抱きしめ
27
松林、あひまに海の見はらされ 閑雅なカフェにしばしやすらふ
8
摩耗した時間の数を本棚と肯定していき終いに辿る
8
山脈の山陰隠れ輝いた太陽だけがこの地を作る
6
それはダメ あれはダメだと 言われても どこ吹く風よ 気楽なもんだ
6
馬鹿だとか 阿保だ変だと 言われても 気にするなかれ 喜んでいろ
5
なにかしら 自分のことを 否定する 人にあったら 笑ってみよう
7
高慢な 人はまわりを 敵にして 挑みあうから 始末が悪い
5
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