「みんなとは肩を並べて生きなくちゃ」そう思わせる‪︎︎「普通」の魔力
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ああ寝そう その状態に 気づいたら あと2時間は このままなんだ
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自覚もなく自信もないまま大人という段階飛ばしてシニアへ向かう
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紫陽花のリースが写るカレンダー 先を走って追いつけなくて
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ダイアモンド☆ユカイの歌と意味重ねそれもいいかな「パパはともだち」
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若い頃戻りたいとは思わない母でゐたいと語る五本目
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お別れの理由は聞かない関係ない 私は勝手にきれいになるよ
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またひとり 朝のパン 新鮮なシワ コーヒーで台無しにして
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早朝の緊急地震速報で目が覚めてあゝまたボツだった
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久しぶり出勤の朝忙しいコロナ以前は毎日だった
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失恋はきっと美までのエネルギー 葛根湯くらい苦すぎるけれど
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はなびらの数枚散りて葉の上にうすべにダリア余生を飾る
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突然の 雨やら風に 打たれても きらめきを増す 公園の木々
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これまでに許されてきた数思い 今日の苛立ち静かに沈み
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眠りたい全部を捨ててしまいたいそれで変わるかしらないけれど
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環境にやさしさ注ぐLEDわたしのこころやさしく燃やせ
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たっぷりの質量もってなめらかに角を取られた揺れ動く波
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くたびれた袖を捲ってつり革にかけた手を這う人工冷気
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一定の間を保ち黙立す早朝電車様式美あり
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緊急の地震速報身構える またも能登の地ご無事あれかし
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週末の気疲れたたり床で寝て 緊急地震速報で起き
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「死は救済」毎日脳が語り出す午前六時の始発の前で
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小雨降る 紫陽花のその 草むしり 誰か落とした ハンカチ一枚
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人生で大事なものを思ふ時 在るモノよりも見えぬが浮かびし
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7バーディーの猛追運も味方だと古希が笑顔になった初V
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リヤカーを引いて行商半世紀句を歌を詠みまた見せている
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階下より味噌汁の香のただよひきてパソコンを閉ぢ朝食に向かふ
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富士さんを 登る余多のライダーに 今年も君は晴れ晴れ笑う
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死にたくてだけれど光は君だった 愛されている、だから死ねない
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ほろ酔いの頭でセールひん注文は できず半日持ち越せるなり
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