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夜会から一人帰るは酔い醒まし薄明かりさす白夜の街で
1
夏場にさ冷たい部屋から暑い部屋行った時にさ夏を感じる
0
あたたかい砂の上を歩くのは 私とあなたとあなたの友人
0
空と海とかさなりとくる閾値にて水平線はしづかにとまる
3
ろくでなしさんしでなくてごでもなしはちきゅうじゆうのいちにつけ
1
海かぜに吹かるる丘をそぞろゆき夏の細胞そらにわたしぬ
1
光背の白一色につつまれて眠りてみたきオキイフの画よ
1
傍観者 口は内に しまったまま おおきな眼で 伝える努力を
1
夏の夜 暑くて早退 白んでく 朝の仕事増えていくの嫌じゃ
1
女湯のサウナは今日も健やかな憎悪によって保たれる平和
1
体温
(
たいおん
)
に似た
水滴
(
なみだ
)
をどうか笑って 幾許も打てぬ
態音
(
たいおん
)
と
0
汗みずく真紅の日傘なげすてて横スクロールゲームピコピコ
1
悪臭がただよってくる「文芸」の棚で立ち読みする自分から
1
結局は君が嫌いだってこと 憐れ憎しみ、戸を叩く音
1
「死ねばいいのに」と言葉を飲み込んで
他人
(
ひと
)
には告げず膿が溜まって
1
シナプスにことばの事故を繰り返し 言語野を
灼
(
や
)
く熾火がともる
4
影にさへ光もとむや水芭蕉野辺の不軽の光背白し
1
二病ふたつの輪廻 今世も逢おう違わぬ呪詛主鎖で
0
泡末夢幻
(
ほうまつむげん
)
霧氷耽溺
(
むひょうたんでき
)
臓の底から誓うか胡蝶の奇譚を
2
パニエの残骸を抱いてしまう 零時の短針は灰にも這うのか
0
それもそうだね
残渣
(
ざんさ
)
が恋人の一言になる訳もなかったよ
0
花束の小骨ばかりを集めてた もう渡れないオーロラの端
2
笑うのが難しくなる夏がくる そうとは知らず笑顔がきれい
0
あわれみをおほえてしまう 雨の日とマシュマロひかるはれのひと
0
宇宙塵軌道に満ちてバーニアの裂けて明日はどこに降りよう
1
きっちゃてん その言い方が可愛くて 温んだ珈琲空席に置く
2
見返りがなくても君が好きだから「愛してるよ」と初めて言った
1
梃子になりますと挙手する腕 度々しなやかに泣かせている
0
「生き急げ、恋は刹那」と駆けていくあなたの背中抱き寄せたくて
0
鬱の波うねりて宙をひと呑みし水色の街ちひさく光る
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