Utakata
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ヒシコソ
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代わり映えせぬ週末の食パンに今日はライ麦入ってました
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「君は知っているかい踊らにゃ死ぬことを」
貧乏ゆすり
(
タップダンス
)
で生き延びている
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カーテンの奥は国道1号線今日も誰かが事故死している
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あざとくもヤシの木植わる市街地に カメラ構えるバカ救われぬ
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「観光をしてる者です」プラカード 提げるがごとく肩に一眼
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ハワイにも松の木あれば宮崎も 松の木だらけの「南国」かしら
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「若いのに少なめだって」と告げ口す 進まぬ時間ヤブツバキおり
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南国を歩けばひとりよその者 チキン南蛮
食
(
は
)
む昼下がり
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臨月の身重がひとり中座して 観光列車のごとくゆりかご
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はさみ糊爪切り太めのボールペン 誰を待ってるわけでもなし
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友達のその友達の友達の 友達の友 うなじかわいい
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「蝉がいない」ことがすべてを物語る 夏の終わりの否定神学
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「ジュリアン」と亀に名付ける人がいる 盆が終われば蝉も鳴かない
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文字を追う目にはたしかにあの頃の 筆跡映る他人のような
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にゃにゃにゃにゃにゃ にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ にゃにゃにゃにゃにゃ にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ にゃにゃ犬派
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故郷
(
ふるさと
)
は
(
)
ミンミンゼミが鳴いている ジャニーズポスター姉のいた部屋
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夢の中いたんじゃないか本当は 更けた夜を囲む白衣
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マリファナの響きに色めく乳幼児 こむら返りは熱帯の夜
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あたたかい砂の上を歩くのは 私とあなたとあなたの友人
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この部屋を出る日が来るのほんとうに いつか読む本 効かない冷房
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「声を聞けば自動的にsun will shine」 パブロフの宇多田 炎天の昼
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