楓りんで
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二文字朝靄二句だけはきだして 漣(さざなみ)に言えども槌(つち)刺すも
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体温(たいおん)に似た水滴(なみだ)をどうか笑って 幾許も打てぬ態音(たいおん)と
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二病ふたつの輪廻 今世も逢おう違わぬ呪詛主鎖で
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泡末夢幻(ほうまつむげん) 霧氷耽溺(むひょうたんでき) 臓の底から誓うか胡蝶の奇譚を
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パニエの残骸を抱いてしまう 零時の短針は灰にも這うのか
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それもそうだね 残渣(ざんさ)が恋人の一言になる訳もなかったよ
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梃子になりますと挙手する腕 度々しなやかに泣かせている
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夢の中許し合えて溶け合えた 夏なら狂気に成らなかったのに
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