Utakata
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安斎桃月
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素敵な人より詩的な人に。
短歌を書いて見聞を広めようと思っています。
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10時過ぎ 小腹にセブンの 唐揚げ棒 安い幸せに 今日も包まれ
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「震えてる 凍えないで」と 抱きしめる 服に付いた雪もほろわずに
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チャイムの音 子供たちの足音は 車の喧騒に掻き消される
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きっかけは 「好き」じゃなくて 「嫉妬」だった でも今は「自分」になっている
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目盛り盛り 無理目に見積り またメモリー もう匙投げて まだ無知叩く
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二人分 片道切符 4時間後 一人分の 片道切符
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自己表現 誰がための歌? 僕の歌 なのにあなたは なぜなくの?もう。
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愛してた 糸は行き先 わかっちゃった だから自分の体ちょんぎった
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あなたへと 送るための 歌は今 私のコブの 絆創膏に
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終わりゆく 今日を抱きしめ 離れ去る 最後の今日から 離れられるのか
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バス揺れる どうかこのまま できるだけ 遠回りをして 景色を見せて
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夏の雨 黄色い花火が 「見てくれ」と 独り寂しく 叫んで光る
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キラキラと 光る宝に群がるは 死肉荒らしのハイエナどもだ
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あぁ芽吹く 心の種が 苦しみを 他の才能を 糧に育つ
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「される」生 僕の道には 小石もない 不便な世界に 餌を貰いたい
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鳴き声は 異性を惹き付けるためらしい 僕の嘆きは 頬が引きつく
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私は 殻から出れぬ セミである どうかパキッと 潰してください
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我思う 故に我あり それならば 飯食う私は ケモノになるのね
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扇風機 暑さに嫌々 首を振る 俺だけ見ろと 心で思う
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泣いた数 思い出せるの だけれども 笑った時ほど 思い出せないの
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「あと5分」 そういう時間は思惑に沿って思惑以上に早く
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べたべたと 汗ばむ体は ナメクジに このまま溶けて 床になろうか
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窓のそば ふんわり月の 照明が 穏やかな僕の 目を刺すナイフ
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傍観者 口は内に しまったまま おおきな眼で 伝える努力を
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夏の夜 暑くて早退 白んでく 朝の仕事増えていくの嫌じゃ
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不安定 ヘリウムほどの 沸点から アオイホノオは 一息で消せる
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ボケる僕の 世界は朦朧 なんだから 君のところの 綺麗を教えて
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紫の 泡の溺れて 眠りつく 喉のいがみに つらく嬉しく
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言われたい 素敵な人より 詩的な人 僕は命を ロマンにささげた
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危険です 天に流れる 川は今 大雨により 氾濫しています
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