安斎桃月    フォロー 3 フォロワー 6 投稿数 72

素敵な人より詩的な人に。 短歌を書いて見聞を広めようと思っています。

10時過ぎ 小腹にセブンの 唐揚げ棒 安い幸せに 今日も包まれ 

「震えてる 凍えないで」と 抱きしめる 服に付いた雪もほろわずに 

チャイムの音 子供たちの足音は 車の喧騒に掻き消される 

きっかけは 「好き」じゃなくて 「嫉妬」だった でも今は「自分」になっている 

目盛り盛り 無理目に見積り またメモリー もう匙投げて まだ無知叩く 

二人分 片道切符 4時間後 一人分の 片道切符 

自己表現 誰がための歌? 僕の歌 なのにあなたは なぜなくの?もう。 

愛してた 糸は行き先 わかっちゃった だから自分の体ちょんぎった 

あなたへと 送るための 歌は今 私のコブの 絆創膏に 

終わりゆく 今日を抱きしめ 離れ去る 最後の今日から 離れられるのか 

バス揺れる どうかこのまま できるだけ 遠回りをして 景色を見せて 

夏の雨 黄色い花火が 「見てくれ」と 独り寂しく 叫んで光る 

キラキラと 光る宝に群がるは 死肉荒らしのハイエナどもだ 

あぁ芽吹く 心の種が 苦しみを 他の才能を 糧に育つ 

「される」生 僕の道には 小石もない 不便な世界に 餌を貰いたい 

鳴き声は 異性を惹き付けるためらしい 僕の嘆きは 頬が引きつく 

私は 殻から出れぬ セミである どうかパキッと 潰してください 

我思う 故に我あり それならば 飯食う私は ケモノになるのね 

扇風機 暑さに嫌々 首を振る 俺だけ見ろと 心で思う 

泣いた数 思い出せるの だけれども 笑った時ほど 思い出せないの 

「あと5分」 そういう時間は思惑に沿って思惑以上に早く 

べたべたと 汗ばむ体は ナメクジに このまま溶けて 床になろうか 

窓のそば ふんわり月の 照明が 穏やかな僕の 目を刺すナイフ 

傍観者 口は内に しまったまま おおきな眼で 伝える努力を 

夏の夜 暑くて早退 白んでく 朝の仕事増えていくの嫌じゃ 

不安定 ヘリウムほどの 沸点から アオイホノオは 一息で消せる 

ボケる僕の 世界は朦朧 なんだから 君のところの 綺麗を教えて 

紫の 泡の溺れて 眠りつく 喉のいがみに つらく嬉しく 

言われたい 素敵な人より 詩的な人 僕は命を ロマンにささげた 

危険です 天に流れる 川は今 大雨により 氾濫しています