Utakata
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ハピ山
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ハッピーです
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ただ好きなものを集めてるだけのやつに負けたぼくは言葉をもたない
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生きてゆくことに押し流されていく もったりもったり静かに泣いて
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なにも生み出せないわたしに価値なんてないなら最初から価値なんてない
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あなたがいない夜だから約束ね 死にゆくわたしをそっと並べて
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さようなら顔も知らない天使たち きみらの女神はただの人間
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「ハマナスの実に近づいちゃいけません」 毒蛾と毛虫を殺しながら
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どんなわたしになりたいか わからないからぐらぐら揺れる、恋みたい
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鈍く光る銀色のかたまりよ 夏の隙間から零れ落ちて
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何者でもないわたしを生きること 焦燥・加齢、解放となり
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夏が死に秋を殺して冬と死ぬ 春もそぞろにまた夏を待つ
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結局は君が嫌いだってこと 憐れ憎しみ、戸を叩く音
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「死ねばいいのに」と言葉を飲み込んで
他人
(
ひと
)
には告げず膿が溜まって
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人生が200個あっても足りない!と 君が飛び散るビル12階
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両親に挨拶だってまだなのに 老後の資金を貯め始める君
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これ以上きみを忘れるくらいなら ぼくはきみの訃報がききたい
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毒でした 遅効性のぼくたちは、喜んでそれを吸っていたのか
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乾涸びたセミの死体を踏みつぶし 夏に浮かれて熱に浮かされ
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目を閉じて子宮をそっと撫でてみる 熟した梨の味をおもって
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唇に薄いガラスをあてがって 過ぎゆくときに抵抗してみる
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お父さんも知らなかっただけなのよ 花の水遣り、子の育て方
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このゲームは全年齢が対象です ただ死という終わりに向かって
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じっとりと濡れる
肉
(
からだ
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に重なる手 このままふたりで乾いて死にたい
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明日のことも分からぬうちに過ぎてゆく この生活をつくっていく日々
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ありふれた社会に出荷されていく かつて処女だったものの肉
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それはとてもシンプルで美しい、「ただ生きて死にたい」という夢
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ざらついた歯を舌で舐めながら見る 朝焼けのなんと美しいことか
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「『殺してやる』と言ったよ、言ったよね?」包丁片手に君に詰め寄る
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お金を払って初めて許される わたしがここにいてもいいということ
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吐き気がするのよあんたの顔見ると さっさとわたしを殺してちょうだい
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朝起きてたまごをふたつ食べました 生きて死ぬはずだった命たち
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