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生
(
なま
)
成りの詠み手となりてはや
四月
(
よつき
)
歌の悪魔に絆されている
5
新嘗も
Samhain
(
サウィン
)
も我ら手の内とカボチャ頭の魔とほくそ笑む
1
そこにある理不尽をグッと掴むには「違和感」という感性次第
3
恋なのか愛なのかすら分からずに君を想って早くも三年
2
『思弁的実在論と現代について』を読む
夜
(
よ
)
、真っ黒な窓
1
記憶とふ時間をこぼしてゆく人に肩もみをして記憶を贈る
1
思い出をぽろぽろどこかに無くしても帽子の翳の目のほほ笑みぬ
1
雨の音に包まれてゆく季であれば透きとほる歌うたはせたまへ
1
影だけはきっと優しい照明を消すから私をすっぽり抱いて
1
感傷を傷と言うならこの傷はそうとは言えぬ単なる穴で
2
前を往く車が吐いたガソリンのにおいを気にして息を詰めては
2
いたつきの床よりながむ往来はほがらほがらでさびし疎まし
1
「正しさ」が目隠しさせるモノとなり 負けず嫌いが暴走・悪化
1
幸せのてっぺんがきたら教えてね君とそこから飛び降りたいの
3
橙の石を木陰に蹴飛ばして日だまりひとつ殺してしまう
2
火の爆ずる音の記憶にとけながらほむらの赤と揺れてゐる夜
1
沈むとき野菜すうぷをこしらへて煖炉の前の夜といただく
1
闇に濡れ鬱の毛布に包まるる街のいろかな 夏時間
終
(
つひ
)
1
北風にも実は名前がありましておじぎをするとおじぎが返る
1
書に遊び霞を食んで暮らしたい 働きたくねえ! うわーん! うわーーーん!!!
3
悪夢かな? 信じられねえ 現実だ 悪夢の方がよほどやさしい
1
知らずとも踏みて気付けば歌うたふ口となりけり
団栗
(
どんぐり
)
コロコ
5
道すがらふと列並び待ち並び並び並びて食べるコロッケ
6
それをこう、違うよそっちを、もう貸して、母に会いたしリモコンを見る
0
ぬぬ… ダメだ 思いついてた五七五七七 忘れ消え去っちゃった…
2
一首一首短歌に殺意をしたためて七七の封で
誰
(
た
)
を綴じをる
0
真玉手の触れ合う先が帯びる熱に浮かされながら映画を観たい
1
思い出はいつも朧にできている指名手配の写真みたいに
3
俺の詠む短歌が犬だのねこの様に可愛ければよかったのに
1
半月がけぶれて落ちる朝凪はむやみに泣けて帰れなくなる
5
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