春月の薄くれなゐにうるみたる朧を愛でり菜の花の道
0
洗面の鏡に映る水仙花 とげなき言葉で今日も一日
1
草の花 あやとりの友今如何に 春の夜空に星きらめける
0
お風呂でさ 目を閉じてちょっと脱力してみ どこまでが自分?わからなくなる
0
広がる温度が心地良いからあなたの隣りにいるのです
2
キラキラと嘘をつく君を見つめながらその首元をそっと締め付ける
0
やめたはずなのに指が覚えてるああ僕はずっと無意識のままに
0
ただのいたっきれからつくったぼくの声帯が六つ震えて泣いて
0
闇の底仄暗い中見つけるはどうしょうもないほどの黒と血の色
0
嫉妬するたびに嫉妬をする君が嫉妬されてる実の幸せ
0
違和感を感じてしまう時の流れが僕の右側を埋め尽くしていく
0
研ぎ澄ます感覚をしてるあなたの顔が歴史を感じるようでうれしい
0
指先が触れて離れてまた触れてそれに合わせて君は微笑む
0
うつむいて歩いていたら生け垣の低いところにかまきりの宿
4
ばりん、りん、轟音とともにあふれだすジェリーフィッシュとぼくらの祈り
2
「しろうさん、何でもすぐにやめちゃうじゃない」 ぐうの音も出ないおれなのである
4
さくらさくさくらのそののそのさくらさくらさくさくそのさくらさく
1
週末の夜雨 洗われたはずの空 ナトリウムランプ滲む橙
6
本能と脳を直接揺さぶる香り 残業後の君のワイシャツ
1
チグリジアを見つめる君の緑色、抱きしめたい愛させてほしい
2
男ならラップできるだろ女なら短歌詠めるだろ、なにそれ怖い
1
食材を切っては鍋に放り込む、人生はそう私次第だ
3
持っている言葉の数が少なくて、今は死にたいしか浮かばない
2
食卓を飾ったままの愛の色 羽根よりも軽くなりたかったの
1
感傷はいつかの私の感情に干渉せずに桜と消えた
2
近づく日恐れ全てを投げ出して バラバラになって消えたくなる日
2
簡単に「〜すれば」と言うけれど やれるならまずお前を殺す
5
ぷすっと刺し すぽっと取れる 感触を楽しんでいる いついつまでも
0
おのこ生きただひたすらに夢を追いおんなはひたすら命を繋ぐ
2
‪ふり仰ぐ空に電線スパゲッティかくもはかなき命綱かな‬
0