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あづけたる園の電話にはせゆけばちひさき額に熱さまし貼る
0
火照ってる指を 貴方に押し付けたい 焼き
鏝
(
ごて
)
のように 記憶されるため
3
夢の世に身のおきどころなきままに如月やよいはやも過ぎにき
0
公園でセピア色した飴舐めて胸に羽毛がひとつ刺さった
0
ウォークマン電池が切れて見上げたら虹に全てを奪われてゆく
0
つくり笑いも美しいひと粉々に割ったファンデーションを拾って
2
とくとくと脈をうずかせ降りてゆく階段の下の檸檬目掛けて
0
日々日がな小さな窓を見ていたらあなたに悲しい思いをさせた
1
パンジーの香りはすれど姿なく木枯らしに乗り春を探して
3
病める子のつぶらまなこにあまえれば添ひ寝せむとてエプロンはづす
1
死ぬ前に愛されてみたい 私には母は素敵なものじゃなかった
2
外側はカリッとしていて内側はフワフワのホットケーキが食べたい
1
Et vous, et moi. 貴方がいて、かつ私は何処へとも消ゆ 排他論理和
2
その眼鏡割っていいかな正体が堕天使だって知られたいでしょ
1
下方置換息を集める理科室の窓から音符ぽろぽろろっこ
1
ベンチの上硝子細工の金魚抱きすくわれるのをずっと待ってる
0
深酒は忘れるために呑むけれど効かない麻酔を注射するだけ
2
よもぎつみゆがけば青みあざやかに春の団子にいろどり添ふる
1
昼食を君と一緒に食べたならもう今日
一日
(
ひとひ
)
何もいらない
0
お城から神様は抜け出せなくて今日はケーキを焼いて遊んだ
0
あの夕陽きらきらしててまっすぐにすすんだきみを包んでとかす
0
ふと出会う都会の隅の桜にあと何度救われ生かされるのか
1
美しい国に生まれて唄を詠み美しい時代に生きる喜び
0
咲き
初
(
そ
)
めに雨垂れ始め桜垂れ
自
(
おの
)
ず枝垂れうなだるゝさま
2
包帯を腕にまいたら世界中反時計回りになおっていく
0
石楠花
(
しゃくなげ
)
の咲き狂う丘で待ってます(花言葉ごときみに贈ろう)
1
世界中駆け巡った風吸い込んで吹いた口笛炭酸のなか
0
隣人を愛するという感覚はどういうものか 凄く知りたい
3
選挙車の連呼に目覚め泣き叫ぶかはいさうな子選挙滅びよ
1
みずうみの薄氷に穴あけながら永遠の世界のドアノブ探し
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