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地球の 公転速度は 時速一〇万キロ 君との距離は たぶんそれくらい
2
「……ん?」『ん?』「ん?
んーん
(
いいや
)
」『
んー
(
そう
)
』 僕らの仲は会話と言うよりモールス信号
5
「思い出を数えていても始まらない」? 何か始めたいわけでもないのに
2
イヤホン越し あなたの甘いビブラート ふいに恋しい晩秋の夜
1
永遠に繰り上がれないまま生きる隣のゼロを切り捨てながら
5
長くなるほどに詩情は薄れゆく(短歌、友情、雨雪、恋愛)
4
「天才に ただただ蹂躙されるため 僕らはここにいるんじゃないのに」
3
歌うのを やめてしまったカナリアは アーカイブすら残さなかった
5
「僕たちが、どんな仲って?」 「運命の林檎をふたりでかじった仲さ」
3
生きること。どうせおんなじ孤独なら ひとり玉座に座ってたいよね。
2
「ねぇお前。知っているかい、彼女はね、甘い紅茶は 飲まなかったよ」
2
穏やかな晩秋の風を部屋の中に入れよ囲炉裏のパチパチパチ
5
サモトラケのニケから羽根を授かって 空に飛び立つ ミロのヴィーナス
4
蕪を擦り 鱈を炙って 過ごす冬 柚子の実を摘みに行ってきますね
3
それだけの 罪と心の闇を抱えても幸せになれるとでも?
2
三角のチョコレートパイ、冬の季語 冬を感じる 霜、雪、チョコパイ
3
彼は優しいので彼の悲しみを わたしに分けてくれなどしない
3
君が書いた ヘタクソな文字の メモ書きを 拾って僕は お守りにしている
7
しがらみを 捨てることは できたけど 記憶だけは 断捨離できない
2
君思い 歌を詠みつつ 寝落ちした 起きてその歌 思い出せない
6
貴方から 貰った「ありがとう」 だけで なにか許されたような気がした
2
軽井沢犬連れ旅行gotoで三密避けて犬楽しそう
1
海風に吹かれる場面を望んでは 自宅寂しく画面に呟く
4
結局は今の今までと同じで ズルズル君の横にいるだけ
7
もう一度いうからちょっと、聞いててよ。ちょっくらそこのリモコン取って
7
睨むよに紙面にばっかり目を向けて 仕事と言えど少し退屈
5
暑がりの君には心地のいい季節 ポケットに手を突っ込んで言う
7
瞬きをするとはつまり見てること 私の目には何が映るの?
5
行燈
(
あんどん
)
を持つ君の背をチラリ見て 覗くうなじに 触れかける日に
6
今しがた探してきたけど何処なのさ? 君の言うその楽園とかは
5
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