不機嫌と残り少ないオーデコロン  母の足音冷めたみそ汁
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最後までそばにいてくれた影が回転ドアに巻き取られてゆく
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僕を見て「どちらさまで」と言う祖母の孫になるため今日もノックす
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いつの間に雪合戦になっていて僕は君だけ雪玉投げる
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耳澄ます、遠いサイレン揺れる枝  ケンカする猫眠れない夜
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ミサンガの千切れるときに音はなく恋のおわりにすこし似ている
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若草の 身を散らしたる 種子の風 地に染まる紺 曼珠沙華なり
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君の両手に余るほどキャラメルをあげるから、ねぇ、笑ってみせて
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いつの間に 剥いてしまったささくれと 痛むこころに ワセリンを塗り
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思う人と触れられぬ 詠んで交わして触れられぬとも、 側に居て側に居て 思い通えば君の匂いを 幸せなのに感じるくらい
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キャンバスは光そのものを描けない 旧約聖書も減色法
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ハンダこて、ドライバーなら十本ある。 独りで生きる、覚悟もあるの。
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お風呂場で割れた爪から溢れ出す ため息と愚痴、えっと、それから
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👅溶けるチョコレイトの名前は[猫の舌]ぷんちゃんならばムリ ヤスリ掛け
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春は光・音・温度の順で来ること理科で教えてほしかった
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君なんか大嫌いだと百八回ひゃくはっかい言ってみたけど去らないマーラ
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触れられぬ触れられぬとも、側に居て  まばたきの音が聞こえるくらい
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寝落ちしそう まさにこの 瞬間です 怖くて怖くて 怖くて怖くて
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忘れたい。頭かち割り取り出して  漂白したい、シーツみたいに
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二年前から君の名を探してる 春の夜明けによく似た音の
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世界など 滅んでしまえと思ってた。 君がいるなら、もう少し待つ
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発音がhelloって突然聞こえたら猫が暴れているだけだった
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股のうえアイドリングのスモールカーCute♥️♥️💨💨🐱な燃焼機関5656を排出猫エンジンnya
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あのシャツもクローゼットの彼方から問うてきました、「春はどこから?」
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通勤路中程なかほどにあるロープ屋の名を思い出すいざというとき
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曖昧な距離で隔たる僕らには不要不急の誕生祝い
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名を持たぬ関係性の僕たちは誕生日すら不要不急で
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恋の歌 溶かしたチョコに練り込んだ きみのお腹で 密かに爆ぜろ
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息を吐く。震える足で立ちすくむ  私は上手に、泳げるだろうか
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おかわりを茶碗によそる君を見てより甘くなるぶりの照り焼き
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