少しずつ少しずつでも取り戻せ私の気持ち児等への気持ち
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児等眠る布団の中で伝わる温み幸せを感じており存分に
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寄り添えぬ御時世恨み雪よ降れ 蠢く季節に手を取り歩こう
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飾らない言葉は美しいと言う 虚勢に気付かれぬにさらば!
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春だね、と いつか貴方と笑いたい おんなじ春は もう来ない、ので
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どなたかが一心に打つ点描の赤橙あかだいだいがきらめく季節
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君の名を 聞くたび生まれ変わるから 今日もわたしの 誕生日です
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あの空を 見上げて死ねる ふさわしい 資格があるか、自信がなくて
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今は今、昔は昔と言う祖母の 言の葉信じ今を生きてく
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銀杏見て思い出すのは高校時代柿の実見て思い出すのは庭の渋柿
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柿食べてうまいと思う昼飯を食い終わるとまた柿届く
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自らが手折った蘭の花びらを「花を盗んだ」と母責める祖母
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変人の周りにいるのは変人だ そんな当然 反芻をする
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キラ女からはぶかれ泣いてた小松さん救済措置ははて誰がとる
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傷つけて傷ついた胸の内 忘れるものかと塩を塗り込む
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幾万の言葉をもってしても尚、貴方に伝う詩をかけない
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君を思う 時間が増えて 減ったのは 歌詠む時間 いやいや増えてる
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背後から 肩越しに話しかけた 君の顔が 近くて僕の 心はゾクゾク
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ねるとんに取り憑かれたよ肩重い「ちょっと待った」は秋のゴースト
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掘り出しの赤絵茶碗を六つならべ織部の丘の紅葉憶う
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歯車はもう狂わない最近の運命はみなデジタル仕様
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ハトなんて白い色だよカラスなら夜に慣れたら平和も同じ
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月光のピエロ、地球の調律師、宇宙の扉、鼓動の戦記
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人間が鳥類ならばこの羽はモテるだろうが今は除らねば
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3分間 あればいいです 辞世の句 詠むので少々お時間ください
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レンズにポーズ決める瞬間 防衛反応 魂を守る
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エアコンの生ぬるい風人肌のような不快感と温かさ
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控えめな 低い位置から ピースする 世界平和を 願うひとゆえ
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今もあなたが私の神様です 崇め愛する唯一の人
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魔法しか使えないから無力だ 君に声すらかけられないよ
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