クソ偏見 広める前に調べろよ 無知無知してていいのはグミだけ
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¥1,000-で四枚セット新しいパンツの僕を見る人もなく
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iPhoneで「祭・花火」と文字入れたLINEと同じ咲き散る光
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しやせましせずやあらましまよふ間にはや夕ぐれとなりにけるかな
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《霜月は非線形也》託宣が機械仕掛けの神より降りる
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野分あとふりさけみればあまの原くものかたちのあきにちかづく
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さよならも言わせてくれぬ歳上の遠い背中に唇を噛む
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愛想よいつもりで笑うわれの目は藤田和日郎作かもしれず
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繰り返しあなたの名前呟いた 明日はきっと名前にくんを
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君からの大好きだけが欲しかった十五の僕に線香上げる
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台所だいどこの積もる皿には触れもせで比較優位の意味を説く君
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生きること、死ぬこと、どちらもしくじって帰れないなら私を呼んで
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陽に当たり今すぐ溶けて消えたいな どうして生きているかわからぬ
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すきなものえだまめあさり冷や奴自己紹介のほほゑましけれ
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今日はもう脳が炎上してるので道理は全てネグレクトです
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誰よりも愛しいあなたに逢えたから嬉しかったり動揺したり
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風をいたみなびきみだるる草の葉の寝乱れ髪のまなかひにたつ
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死してなお言葉を残したお姉様我の知り得ぬ福祉の教えで
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どうしてかこんな世界は終わらない 終末時計の音が鳴る
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「いちご味の好きなんだよ」 甘すぎて隠れて少し吐き出す夜明け
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たぎつ瀬に逢合橋のなか絶えてぬれにぞぬれしわたるすべなみ
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菊花添え 我の手見れば 八十の皺 靖国立ちて 夏の空見る
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在りし日を 想いそぼ降る 花の雨 温き御霊の 声とこしへに
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ラスイチのクッキーは乞う狂おしく トドメをさしてくれる勇者を
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誰を乗せ走る列車か君たちのテキサスロングホーンよとどけ
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生きるとは 教えて欲しい その意味を            尋ねて見たが 誰も答えず
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ジージーとミンミンと蝉が鳴きにけり「今日からお盆、でももう秋ね」と
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辞書を引くただそれだけのことだけで心の空を飛びゆく私
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発火点を一、否四・五度超えつつもなおあきらめで抑えこむ日々
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ひとつだけ もしも魔法が使えたら うまれる前に戻ってみたい
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