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とおざかる夏にわかれをいうまえに冷やし中華にあいにいきたい
10
漆黒のスーツでキメてお食事ね 三ツ星じゃなく朝のゴミ置き場/カラス被害
8
ダメですよすぐにサインを欲しがって 俺を叱って良い顔する母
5
家にきた元ライダーの俳優が 悪もんの父をずっと褒めてる
9
日常の小さな笑い掬い取る そんなことしか救いがなかった
6
夏が行くなお咲き残るあじさいの葉裏に揺れる蝉の抜け殻
25
敬礼を受けて背中が引き締まりダラリ姿勢もピン!と伸びゆく/入院時
9
ショッカーの同窓会の写真見て 誰が誰だか言い当てる父
8
甘噛みで甘えて来たる愛猫の背中擦ればうぶ毛風に舞う
8
愛猫の一心不乱に毛繕いそんな仕草がやけに愛おしい
8
孫が来て葡萄頬張る笑顔見て来季の出来に想いを馳せる
10
ピンク色に染まった空は夕焼けのようでもあるが朝六時半/入院時
6
起床前 白む空にはシリウスと下弦の月が輝いており/入院時
12
称賛を欲しがる世界 から自動生成されたハートのおばけ
11
中庭にハイビスカスが咲き誇り強い香りが鼻をくすぐる/入院時
8
逃げ回る恥ずかしがりの血管にあたふたとするベテランナース/入院時
13
風呂終えて待ちかまえてる血液検査ウキウキで針刺すナース/入院時
6
父親がショッカーだったと聞かされて 恥ずかしいやら誇らしいやら
13
風運ぶ 青さが少し薄れゆく ホットコーヒー 夏に句点を。
15
雨おほきモンスーン・アジアの日本はやがて瑞穂の国と呼ばれき
5
汗だくで熱湯湯煎あたふたと混ぜながら入れるコックは神だわ
12
眠れぬ夜オランデーズの混ぜ方が納得せずに深夜にキッチン
10
夢ならば綺麗な夢を見ていたい 色即是空 空即是色
7
だだっ広いコンビニの駐車場で 無知ゆえの全能感
2
離婚して生活保護を受けたのは嫌いだからじゃ無いってわかって
8
向こう岸 手を振る君と歩き出す 小さな橋へ 同じ歩幅で
16
したもいを ペンに込めては 綴ってゆき 滲んだインク しなるペン先
4
「どう、この髪?ボブに近いでしょ」母に問ひ 「中学生w」と笑われたいな
10
不安から 目を逸らす為 打ち込んだ そんな趣味に 意味見出だせず
5
君と僕 生活リズムは違うけど 合わせる作業は いと愛おしい
5
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