梅の花折りたる妹(いも)の頭には白き冠かけし青空
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感受性 どっかに無くしたままで日々 自分にさよなら してる気分だ
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心得を知らぬ写し絵見てきみは 良いねと言った わたしのために
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誰ひとり抱えきれない重たさの 煙の質量は0g
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老梅が咳き込むように花散らす奥の枝には まあるい小鳥
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鴨川を次の橋まで歩いたら 後悔ばかりのアイビールック
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わたしにも「新しい顔よ」ってすぐ使えるあたま投げてくれない?
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おそろいのリュックサックにぶらさがるキーホルダーはクッパとピーチ
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いい性格してるってのは誉め言葉じゃないらしいが、なんかうれしい
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あのキスは重力のせいだったから何も悪くないキスをしようよ
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言っとくが この歌の「君」 や「あなた」 らは 貴様のことではないからな マジ
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私にも可能性はある 昨晩の鍋の生まれ変わりのカレー
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臓腑から黒い何かを吐きもどすような行為だ 恋というのは
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恋人よあなたの夢は何ですか そこに私はいるのでしょうか
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あなたさえ笑ってくれればいい、だとか言えるほどわたしいい人じゃない
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一人より二人がいいと思ってた君がアイスを食べちゃうまでは
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いっそ気が狂ってしまえばよかったが こんな日でさえ花はきれいだ
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こんがらがった配線をたどってみれば知らずにいても済んだこと
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ライターで、あぶって、たべて、そして寝て、夢を見る(二度と終わらないように)
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透明少女なりたいなりたい(なれません)弦切れました、みみ、やぶけました
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からいのは生姜なんだししょうがない喉の痛みは病気ではない
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声かけで創る文明=信頼と連携率で最後に笑う
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みんな死ぬ 生きてる限り 大声で 言ってみたいよ やけのやんぱち
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成功し 自慢たっぷり 社長さん 皆がすり寄る やけのやんぱち
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そういえば 幼い頃は ひどかった 今はまだまし やけのやんぱち
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人生は 修行と思う 偉人達 名声もなく やけのやんぱち
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治せない 医者や薬に 金返せ 言わせてほしい やけのやんぱち
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痛いから 医者に見せたが 肩こりと 診断された やけのやんぱち
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貧乏も 若い頃なら 楽しいが 老いては滲みる やけのやんぱち
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パパ活と 聞いてはいたが 現実に あの子も去った やけのやんぱち
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