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「どうですか」待合室に医師の声
昨日
(
さくじつ
)
入れた義歯を案じて
4
盗まれるつもりで置いたその傘で浴びた不幸がたくさんあった
7
二月来て散歩の楽しみ探し物 ふきのとうの芽 幸せ色の
9
うとうとと中央道を揺られゆく 目覚めれば富士 腹がグゥと鳴る/早朝のゴルフへ
3
珈琲の濾過順調なる深夜帯二時間ごとに計量器満つ/夜間頻尿
5
日常の返り来るとき待つ日々よ 春は近づく能登の海にも
6
訪問の看護師としてひたむきに 勤めあぐ死の二ヶ月前まで
6
冬枯れの空澄んだ日に逝きし母四十四歳 四人子残し
9
S
D
G
s
国とか社会とかその前に僕は
100
まで持続可能か
3
剣道が好きだったんだと思い出す打たれて感謝心の稽古
7
底冷えの畳の上で着替えする膝から下がワナワナ笑い
6
四年ぶり剣道場の門叩く妻の後押し「動けるうちに」
11
梅かおる白桃いろの風にのる 昨日の春に冬の鬼すわる
11
我は母されど母の愛探す手に
御形
(
ハハコグサ
)
握りしめて
11
うたかたに数多の歌が舞ひ降りて 雪降る如し静かに積もるる
26
この場所に戻って来れて結ばれた
縁
(
えにし
)
が告げるアナザースカイ
4
認知力かげりのあると自覚しも検査の結果はにんまり笑う
13
枯れ際が一番鮮やかに見える伯母が寄越した名も知らぬ花
6
ここにほらゴミみたいなの付いてるよ 恥ずかしながらシミですそれは
10
水温む昼の陽気についつられマフラーなしの襟引き結ぶ夜
6
ペン休め 空の余白に語らせる 無口な冬に愛の育み
6
目の前のお菓子遠ざけ本を寄せ より良き時間を己に贈る
13
アフリカを出で旧人類らとも雑じり合ひ{まほろば}に生みし縄文文化
3
朝早く 豆腐売りの 笛聞こえ 道に飛び出す 主婦と野良猫
10
二千歩の散歩のお供・ワンカップ 酔いどれの君と 五度目の花見
5
我が人生、ここまで上手くこと運ぶ、ことがあるかと疑い深め
5
おいマジか「次はいつ会う?」笑う君、事前の計画がぜんぶ飛び
4
消えてしまいたい夜は 君と眠る夜まで 耐えようと目を閉じる
4
初デート、びっくりするほどうまくいき現実なのかとほおをつねる
6
一目惚れした表現を取り入れて詠ってみてもハリボテの音
5
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