デイケアは送迎付きでありがたし施設で流す汗心地良き
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君が夏を 好きになった あの夏も こんな緑に 囲まれていた/r
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後回し しても良いこと あまりなく どれも早めに こしたことない
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身近あるどうしようもなきジレンマに抗ひつつも人前を向く
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夏草に負けじと庭の草引かば間近に迫る蜂の羽音の
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雨予報 天気ともかく ようやくの 26度に 今からうれし
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小庭でも小さき命を育みぬ鎌の気配にバッタ飛び跳ね
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餃子焼き冷えたコップにビールぐ きみと乾杯土曜日の昼
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蒸し暑さ 浴衣姿に 笑い声 花火お祭り 変わらず仕事
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早暁の清けき空気に癒されつ今日を乗り切る力貰ひぬ
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青色がキラリと光り目をやればトカゲ瞬時に庭石の陰
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天空に少しの星が輝きてわれも星の子光とならん
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暑さゆえ思考回路は切断し寂しき人は水を摂るのみ
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くんだね いつか見た 夏空の下 目も合わせずに もうくんだね
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たそがれに 街影遠く 君は来ず 待つほど遠く の恋の夢 
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降りてくる 浴衣姿に 目を伏せて ズボンで登る 駅の階段
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ゴロゴロと 猫がすりすり のどならし 暑い日だけど そばでゴロゴロ
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あと三日待てば採れそな茄子ありて特売の茄子じっと見てをり
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早朝に往復五キロ リハ散歩 朝陽に目覚む濠の蓮見る
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ふりはらう 女の髪の 仰ぐ香に 吹かれて私 脇役と知る
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君が居ぬ 夏祭りなど 意味もなく 花火の音が 心底を突く
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青春や JKなどは 名ばかりで 相応しくない このニキビ面
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ハンガーに かかった浴衣 出番なく くたびれている 来年こそは
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いつの間に 頼もしい父 年取って こんなに白髪 多かったっけ、
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もう少し 寝かせてほしい あとでねと 言っても猫は わかりゃしません
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在職時 夜の空見て帰る時 曜日を何度も確認する癖
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アゲハかと見紛うような黒トンボ束の間庭に翅を休める
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美しい 語彙の源泉 かき混ぜて 生まれ流るる 無数の泡沫うたかた
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目が覚めりゃ そむけたくなる 日々ばかり 押し寄せてきて 今日も二度寝し
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若き時ワハハと笑ひしドッキリを不快と思ふは進化か老化か
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