こんなことなら出会わなければよかったこんな苦しみ知りたくなかった
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食べ終わり さばあぶらと米油 鍋の白地にまだらの黄金こがね
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道草を踏みにし陰のダンゴムシつと丸まりて転びゆくなり
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わたくしの怒りも恥も悲しみも拭い去れるはただわたしだけ
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草の芽の萌ゆる青さを思うとき 明日への希望もちて目覚める 
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その恋を方程式に当てはめた。B問題だし解けやしないのに。
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震度六ゆれてこなごな姿見のひかり危き水無月のあさ
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ぽたぽたと深紅が落ちて思いだす廃病院に咲いたサルビア
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イキるとは 今あるものをまだないと思えるもので変え 生きること
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コーヒーのカップにスプーンの音たてて 遥かな星の吾子まで届け
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三本の飛行機雲は伸びてゆく真青の空よ郷はまだ冬
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戸田恵梨香見るたび君を思い出す似てるところは口元だけど
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気がかりを押さえつけても夢に出る君は笑って生きていますか
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音もなく泡立つシャンパンいっきして電車に飛び乗るような夕暮れ
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暮れていくようなあなたが愛おしい、緑の瞳と交差する夜
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暖かいあなたと過ごす朝でさえかじかむように指は震えて
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緑色の縞模様が泳ぐよう、見えぬものが見える瞬間
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何を見て買って食べても満たされずただただ開いた穴は大きい
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タピオカとパンケーキなぞ与えればきゃっきゃと喜ぶ女でありたい
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名も知らぬ雑草などが好きでして ふと気付いたらそこにいるので
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‪簡単な和音ひとつにゆきなやむ告別ソナタさらふあけくれ‬
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ままならぬ心で池に石をけり 水面に雲が溺れていたり
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動脈の叫び胸から流る「赤」ドクリドクリ今生きているか
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「埼玉に雪は降らない」おおかみが最期についたやわらかなうそ
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被害者にならないように加害者になろうと思う世界で良いか
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イヤなこと麦茶で流しこめたらなぁ おべんと食べつつそう思う昼
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いつか会えたらと思うが叶わない 繋ぎとめたい右腕の君へ
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美味しさを享受するとき浮かぶのがみんな私の大事な人たち
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ひさかたの月のひかりのふる野べにベルガマスクの即興の劇
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見馴れたる写真の青春片笑窪 やさし瞳の君に恋しき
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