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モノを見る視線
醜
(
みにく
)
く
縒
(
よ
)
れる僕 確かめながらモノを見つめる
1
霧ふかきあさの根本中堂にふとくひびかふ勤行の声
0
漠然と面倒くさいが勝っちゃって目を瞑るのも億劫な夜
2
強風は恐怖乾燥飛散スギ感想悲惨経過警戒
2
感情を見せたらそこを弱点とするヤツ マジでムカついている
4
君の名が呼ばれてはっと振り返る いないことなど知っているのに
1
かくれてもむだだこれからこの町を包囲していくクラゲの群れが
1
「この歌がとても好きだ」と言えばいい 言葉にできずに淀んでいるなら
3
通院の我に優しき花菜風 飛びつぐ蝶の生き生きとして
2
今を生くことの倖せ想う時君にと作る
チョコレートケーキ
(
ホワイトデー
)
1
なんとなく
愁い
(
うれい
)
まといて春の日にセレナーデ聴きて余韻にひたる
1
春の陽につぼみふくらむ菜の花を 鍋に押し込む非道を おれは
5
いつだって何か書かねば生きられぬ 誰にも届かぬ歌を詠む午後
4
呪
(
まじな
)
いと
呪
(
のろ
)
いの区別がつかずに解いてしまった今は亡き愛
1
元号もやまとことばになさつたら?それほど
唐
(
から
)
がお嫌ひならば
2
ふと見ると パトカー 真横 驚いて 乗ってた
君
(
警察官
)
は落ち着いていて
2
愛だけは夜のぼくすら救わない そう知るために一生を賭す
4
カタバミがパチンと種を飛ばしてる いつか芽を出す言葉のように
1
母という なにか善きものらしきもの 恐るべきもの 恐ろしきもの
1
目薬をさすときどこを見ればいいのか分からずに悶える日々よ
2
肉体ははかなき器橄欖山登りしのちの睡魔はげしき
0
杉の木を思うと涙が止まらない 愛しさ?いいえ明確な殺意
0
ペンをとり本音という名の季語を入れ 心の四季を自由に綴る
2
ふるさとに訛りはなくて啄木になれず渋谷のすみでぼくらは
11
のんびりとただのんびりと歩きたい真昼の月の人ゴミの中
5
肉じゃがを作れば君は食べるか、と想像だけの日々は続いて
1
ああ 空が泣き出しそうだ 泣いちゃうと辛くなるなら 泣かずに過ぎて
2
暖かく 睡魔のすきに春の昼くしゃみのあとに夢襲いくる
1
弦月を眺め思うは郷の海
美
(
は
)
しけき無数の凍て空の星
1
手を振りて門出を祝ふ母の春 嬉し涙をそっと拭きけり
2
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