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車内放送 注意多過ぎ聞いてない 子への小言と同じと反省
8
九十九の先を知らない子供らの九十九で時が止まる校庭
8
飛行機の様に見えたかこの眼でも宇宙ステーション見逃す夜に
5
珍しき 長月半ば 祭礼と 神輿担ぎを 大塚で見ん
1
書物をば 積ん読にして 砦にす 五畳の書斎 わが祖国なり
5
予定表 来週ちょっと慌し 珍し頼まれ事の(猫)シッター
4
「頼るのも大事だよ」と言ふカフェオレ けれども頼りまくりのこの身が
1
けさ見れば
雲閒
(
くもま
)
にけぶる
東
(
ひむかし
)
の あけゆく空におほし
朝日子
(
あさひこ
)
2
記憶にあるのは 静かな夏 真昼 君が初めて 笑ったあの日
2
君とした貯金 玄関の子ブタは 腹をすかせて 君を待ってる
5
「迷わない、君のためなら」 そう言った 乾いた写真 懐かしい人
2
教会に行くにはちょこっと間に合わぬ 今日も賛美歌スマホで聴こう
4
我が人生後悔残るはひとつだけ 貴方に会って謝りたいだけ
6
嫁の実家山奥扱いする旦那 そりゃあ虫の音は聞こえるけれど
2
君は今 どうして僕に 微笑んだ 早く聞かせて 恋を急かして
2
朝一番旦那にラインし ねこたちの様子を聞けり もう会いたいな
3
お仕事に行かない朝は静謐で本物の富がここにはある
6
ため息をつく君 どこか哀しくて ブルーな恋に 染まっていたの
2
うたよみの潜る廃坑つるはしとジーンズなどを売りさばきたい
2
鼻柱と頬骨と目と その爪を並べて眺めてみたいと偏愛
2
曙は 村に音を返す時 カラスの声に船に魚に
3
幼き日 祖母に抱かれた 温もりを この細胞が 記憶している
29
「アイビーの 絡んだ家が 無くなった。」 「今頃くじらの 胃の中だろう。」
3
ほんとうはぼくたち魚だったのにヒレがないのは少しさみしい
3
いつの日か君を嫌いになるけれどこの日の好きは忘れないから
2
はじめてのチョコレートは溶けていく 舌に残ったあまい後味
1
おおみずや ひでりつづけば きがかれて ほすいりょくおちて さばくになるか /妄想
3
ヤクもって こうかあるなし ひによって よなかのはいかい いつかおもいで。 /ドリエル
4
虫の音に目覚め薄闇ひんやりと朝か夕かとしばし哀しき
15
肘ついてテレビ観ながら食事する。子が出てゆけば母脱ぎ捨てて
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