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「ごめんなさい」きみの誘いを断ってもう一押しが欲しい目をする
6
その舌が頸動脈を辿るのは一体何の予行練習?
5
夏至なのに、梅雨雲晴れず、どんよりと、長い時間の夕陽が見れず
2
夕
(
ゆふ
)
さりて
赤雲
(
あかぐも
)
なびく
靑空
(
あをぞら
)
に 浮かびし月の
朧
(
おぼろ
)
なりけり
5
光が煌めく海岸 ここはどこ? ここはマイアミ 時期はマイアヒ
1
この香りほんとはきらいだったのにラボの記憶と不可分になる
4
涼風は遼河を超える繚乱の緑土をめざす旅団とともに
1
立ち上がりテーブルの上顔だしてなにかくれよと訴える猫
10
四年ぶり ひ孫らと会い 楽しげな 両親見て 我至福なり
7
新聞に書いてあったんだけどまだ本当だとは言い切れないし
5
25
で遅ればせながら反抗期
息子
(
きみ
)
の心は中
2
なのかい?
8
夏至と聞きカレンダーを
覗
(
のぞ
)
き込む 夏飛び越えて秋を想った
6
いらないよ欲しい物など何もない 大丈夫だよと言ってほしいだけ
5
なぜ母は 自分で買った傘じゃなく 私の折れた傘を使うの
12
もう誰も面倒見ない栄養の豊富な畑
雑草
(
くさ
)
の楽園
8
忌々しい羽音囀り聞こえたら バルコニーに飛び出す ハトとの闘い
4
まだ名前がないってだけでドクターが「大丈夫」っていう病気なの
7
還暦に子等からもらいしスマートウォッチ 心拍数と歩数を刻む
9
何事も無いと勝手に決めていた 検査結果に 不安いや増す
6
眼前の 歪む世界は いつもより 僕を優しく 包み込んでゆく
3
豪雨でも ピーカンでもなき日に移動 ほど良き陽
(
ひ
)
と風 ありがたきかな
5
どこか厭世的な響き、でも ジョージ·ウィンストンのピアノが好き
6
君が着るラベル一枚剥ぎ取って飲み干した後
濯
(
すす
)
いで捨てる
3
心臓を叩きつけられ脳みそも発散するような感覚これは何
2
白き蓮に 顔を近づけて お花は ずっしりと重い 雨後の匂い
4
床につく 父の目にも あざやかな 青い朝顔 いっせいに咲く
8
若いころ 父に似た人 えらばないと 結局似た人が すぐそばにいる
4
紅
(
くれない
)
の 花咲く野原 銃器持つ 兵進みゆく そんな不条理
5
「幸せ」の言葉がなんか高すぎて日常会話で浮いていくんだ
5
いわゆるクズの日々過ごし無定義の時間に意味があると信じて
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