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臆病なライオンが泣く嘘つきの魔法使いはもういないのに
6
ももづたふ翡翠の
嘴
(
はし
)
を八十ばかり連ねたかずら今ぞ盛りは
5
前世ではきっと猫だという
飼い主
(
あなた
)
をじっと見つめる現世の
猫
(
わたし
)
20
無添加のお高め醤油を買っただけ すごくいい事した気になってる
11
風でふくらんだカーテンを抱きしめる そこにもういないのは知ってる
10
仕事中「迎えに行く」と
息子
(
こ
)
からLINE 頬の緩むをマスクに隠し
18
扉を開けるとそこには偶然性があり 例えば私は死んだ
6
花冷えの走る車のルームミラー 凛々しく映る君にエールを
9
幼木と並んで撮った君と僕 今は見上げる桜満開
7
借
(
か
)
りてきた
被
(
かぶ
)
ってもいい
吸
(
す
)
うも良し 手を借りたい
万能
(
ばんのう
)
な猫
11
東京の街が眠る深い時間
赤い灯
(
航空障害灯
)
はしずかに息をし
9
筏師は霞の
澪
(
みを
)
や下すらむ高嶺の花の散るを受けつつ
7
皇
(
すめろぎ
)
の御代栄えむと咲き出づる花の都の靖国の宮
3
桜の花びら あの日の思い出 泡沫の夢 みな手のひらから 滑り落ちるもの
6
雨降りの街を往き交う傘の下 ひとりひとりの影は透明
10
一年前 桜ノ宮で食べたあれが 史上最高のイチゴ飴かな
5
ねこたちは うしろあたまをくっつけて 手足のばして ふたりでSの字(スヤスヤ)
9
今年また桜は咲けど共に見し人のまだ世にあるは
幾人
(
いくたり
)
9
雨の色が透明だと思ってた頃 きっと私に嘘なんていらなかった
7
annualな喜びだけが幾たびの世紀を越えてこの場所に咲く
2
デコボコのファミリーカーから現実逃避 ここは鈴鹿だ!解除だ!
eco
モード
8
花咲くも 空は曇りの 週末も どうでもいいよ! どうせ独りさ!
10
花よりも 太陽よりも 月よりも 美しきかな 人の姿は
4
いいことが 一つもないと 言わぬよう この人生を 楽しむ工夫
7
トウのたつ 前に刈りたる ほうれん草 人にたとえば 残酷な事
5
春が来て 鳥が歌いて 花開く 土に触れあう 家庭菜園
7
児童館 協調性が 優先し 個性を殺す ことがなきよう
3
児童館 大人が嫌い 大嫌い 子供はダイヤ 磨かれざれし
3
児童館 子供の国に 迷い込む ジジイが二人 死に損ないが
3
児童館 働くママを 支援する ゲームや遊び ビデオも見れる
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