悲しみに 暮れてるうちは 陽も差さず 立ち上がりては 善を為すべし
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人として 名前に恥じぬ ことを為せ 為したることで 人は裁かれ
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夢もまた 警告となり 導きて 神の救いの 手段となりぬ
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殺伐と したる現実 受け止めて 花を咲かそう 荒れ野に花を
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些細でも 己の罪に 留まれば 神の裁きは 厳しくもなる
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明るみに 出されて恥じる ことをなし 神の御前で 何を言わんや
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偽りて 名前を騙り 昂ずれば 名前に似合う 者になりけり
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堂々と 名前を語る 業をせよ 隠れる業に 命宿らず
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名前さえ 忘れてしまい 偽りて 恥ずべきことを してはならない
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悪いこと 淫らなことを せぬように 人に名前が 与えらるべし
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不安不安不安と頭痛が舞い降りる 仮想敵としての低気圧
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「生きているうちに忘れることなんてできるでしょうか。いえ、できません」
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かなしみの波に溺れてしまいそう縺れた糸のほどかれぬまま
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風船に吹きこむものが息でなく愛であったらよかったのにね
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なにもかもなかったことにしたくなる秋夜はそばにいてくれないか
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決別の語を吐く僕と泣く君の間で香るキリマンジャロは
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死ぬことを恐れるように我想う あなたがほしいあなたがほしい
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三時間待っていたのに「今さっき来たばっかり」と言えるのが恋
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ふと風に秋を感じることがあり秘密の恋を抱えなおすの
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「どうしても忘れることができません。忘れた方がよいのでしょうが」
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燃え盛る焔を抱いているのです 泣いても消えぬほどの焔を
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パンは仰向けで食べると美味いのと話す彼女はシマウマのようで
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絶滅を思え 等しく無に帰する彼もお前も価値も無価値も
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死の帳 降りつるころに 思い出す 人の好意を 拒み続けて
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向こう側  木陰揺れ動く 結露窓 やけに煩く 感じる無音
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心のうち 通した筋を 信じ進め 言葉一つで 変わる思いを
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キャップをあける インスタントコーヒー 俺はただ 再確認に 怯え床に就く
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ソファベッド 寝ころび見てる つまらんテレビ いやーな湿気 カンカラ三線
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夜に心地よい言葉を重ねても 明日の私は泣くのでしょうが
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抱きしめるだけではきっと満たされず私が欠けてゆくだけなので
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