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風そよぐ草葉を横目にサボテンは謎の覚悟の塊となる
2
鈴の音にちりりと揺るる色残す風のなでゆく一の字の猫
3
掴みても掬ひてもなほ色のなき青をうつしてある空と海
3
地に引かれ堕ちたての林檎ひんやりと夏の日の手につめたく座る
1
傷つきし林檎に蟻や蜂群れて隧道を掘る先には宴
2
迷ひ無きひとすじの黒につながれる宴ゆめみる蟻の万歩よ
2
その人にその人なりの生活をみんな生き抜き今そこにいる
6
とりどりに囀り歌う鳥たちも恋つたふるはその鳥のうち
2
無着色ながら真っ赤なケチャップをつけてポテトを無意識に食う
5
話しつつ山川草木その空もつたふる人の発声練習
1
現実という名のゲーム依存症疲れ果てても常時接続
5
二代目の犬もそろそろお迎えが来るのだろうと腹をくくった
1
キラキラと 光る宝に群がるは 死肉荒らしのハイエナどもだ
2
目覚めてもま白の
栲
(
たへ
)
に抱かれて螺旋をたどり巻き込まるるまま
3
オキイフの白きなる花に抱かるる幻に在るおやゆび姫よ
1
錯覚のひと色となる白の面に委ぬればもう小さき人へ
1
渦巻きに吸はれ戻されうつつへとオキイフの花の妙に佇む
1
ゑんどうの未熟な種子が青々と皿に残るを片付ける夜
5
遠退
(
とほそ
)
きし街の熱さを話しつつアイスコーヒービュッフェに揺れる
1
この夏も儚く散ってしまうのねあれだけ大事に積み上げたのに
3
出会いさえなければ別れもないのにと涙を流して出会いを探す
3
爪先で浅く引っ掻いた虹色が淡く消え去り私を泣かす
3
いつからか瞼に焼き付き離れない君の笑顔はいつも横顔
1
差別する心の底に「恐怖心」 憎悪 背後に「未知への不安」
1
冷えた手をコモンセンスとつなぎあい二度と会えないきみにさよなら
2
ともだちとしらないおとこの子が眠る八月の雨は他人のにおい
2
家帰ってもすることないし行ってみようそれが二人の始まりでした
0
あぁ芽吹く 心の種が 苦しみを 他の才能を 糧に育つ
0
「される」生 僕の道には 小石もない 不便な世界に 餌を貰いたい
1
幸せの沸点わたし高すぎて低い貴方と分け合えなくて
1
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