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締切に焦り迎えた深夜4:00 頭を捻り、その歌を詠む
0
藤の木に月の光が差した夜 貴方を偲ぶオリオン座へと
4
命など惜しくはないさ今はただ その手の中に刹那を盗め
2
生み出せし宝石達が透かすのは 欲に塗れた虚飾の光
1
食べれども満たされぬ腹と心でも 友がいるから満ち足りている
1
「ごめん、最後のところだけもう一回言ってくれるかな?」「
(
君が、好きです
)
」
2
胸の鼓動高鳴り顔は火照ってく 君が
伝染
(
うつ
)
した病の名前は
1
酒女酒酒女女酒 女酒酒酒酒女
5
仏像に熱いお茶かけ手にやけどしつつしびれて将棋勝ち寄す
0
「前線」は血生臭さがつきまとう桜前線は冬を殺して
3
自らをなじる言葉は同類の友を傷つけ懺悔もできず
0
沈黙の過去の面影なくなった 机の周りいくつもの笑み
2
透きとおれ真冬にうかぶ通学路 一斉休校初日の朝に
2
花曇り咲くか咲かぬか惑えども 木の芽に桜の記憶ありけり
6
春はただ 陽光
(
ひかり
)
の中に すみれ色 溶けて紛れて 揺蕩う終日
2
流氷に見立てたベッドで微睡みたい起きたらどこかの知らない海かも
6
耐えかねて背の十字架を降ろすなら死ねともう一人の私が言う
1
もうタコは食べるものかと誓った日 100泊火星旅行の帰り
4
先輩に「肩の力を抜くことがコツだ」と言われ「ハイ!!!!!」と答えた
5
裏付けも信じる強さも今はなく それでも頭脳よ正しく回れ
0
サイドゴアブーツを白いスニーカーへ視線の先から春にしたくて
2
可憐なる黄色い花は幼子の ブーラブーラミニブランコの如く
0
503 君の洗濯で 目が覚めて タバコを蒸す 露台502
0
正しさを忘れてしまったこの春にただできるのは眺めることだけ
1
朝日より漏れしがごとき細川も拒む堰なき海の泡沫
0
寒明けに嬉しいこと豆食べる 鳩がいるなり平和な春や
0
画面越し 遠くの国にいる人よ 今日もあいさつ ぽえぽえぷぴー
0
三月になったとたんにあたたかい 懐の方もあたたまってくれ
0
この冬は霜は三日雪はなし温かいのにウイルスは来た
1
マスク顔仮面の街が現れた得体しれない微小の恐怖
1
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