君を忘れれば少しは軽くなる鞄の紐は擦り切れてしまって
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朝食はパンの耳だけ食いつなぐバタートースト僕には甘い
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愛すべき この世を生きる術となる 枕詞とクッション言葉
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月あおぎ声に出したら分かるはず実る恋ではあるはずが無い
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生きるとは叫ぶことです 手始めにラの音階で産声あげろ
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しあわせになってくれなきゃゆるさないけれど生死はお任せします
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〝叶うなら 海が見たい〞と言った子の あまりにも優しすぎる真意
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創世を 再び紡ぎ出すのには あまりにも人を憎みすぎてて
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かなわない ケースのほうが多くてね 願いも恋も、敵にも君にも
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カレンダー間に合いますか、今年のです。結婚式を明日挙げるので。
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ハッカーも炬燵で仕事する冬の埠頭の銀魚が鳥に喰われる
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サンプラザ一泊20 0トイレ付こんな街にもメリークリスマス
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この世界がばらばらなのはこわくない。怖くないのでコーヒー飲みます
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この幕を外せば最後、彼方まで。走っていける、そんな気がして。
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暖房の羽音静まる夜にて布団一枚重ねていました
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陽だまりに 脚を投げ出し微睡んで 人に寄り添う なだらかな肩
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自然から漏れ出た月光青々と 背筋を伸ばしてただ一本
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あのひとは 神様なんかじゃないんだよ スミレの栞を 大切に持つ
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四方から 僕を呼ぶのが聞こえるので しばらく前から本屋が怖い
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胸元のボタンは閉めろきっちりと少しも開けちゃ駄目だよ君は
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さよならはコテンパンならやられたねこのコッペパンしおけているね
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謎を解くあなたの中の謎を解く男心は不確かなもの
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ハンコ押す冬の空気で紅薄く 強く二度目にいと濃くなりし
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「君の味がする、美味しい」残ったザクロと枯れたリリイ
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君見すぎ 夜愛しすぎ 切なすぎ 私の歌は575でわかる
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頭から爪先までよく見てよね 私とあの子どこが違うの
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沸いた声跳ねる光に身を委ねいつか夢見た終わりへ行こう
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煌々と 胸に宿った炎から 打ち出されたのか、その白刃は
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しがらみを抜けきったなら今は道右へ左へ自由に歩め
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水は球 氷は六角 人がとるべき距離かたちはまだ不定形
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