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膨大な宇宙の隅の午後
7
時 はちきれ客車で吾すしとなる
16
青天の
霹靂
(
へきれき
)
空
(
そら
)
を引き裂いて
迸
(
ほとばし
)
る雨 夏押し流す
20
還暦を前に思案すボーダーは卒業かしら継続かしらと
28
向日葵の種の落つ 残暑は座る 秋の
領域
(
テリトリー
)
より 去らぬ夏
19
あの雲の動きは僕ら
地球人
(
ほしびと
)
の末路を知悉してるのかしら
12
シロさんに 副菜のヒントは いただいた きのこのスープ いっちょあがりだ
14
ネジ切りで溝を直して嵌るネジ広い心が大切なのね
13
豪雨にて 下校停止と アプリの通知 体育座りの
8
歳を思う
14
行き会えば会うと見る間に立ちゆきてしばしも留む微かの羽風〈オオスカシバ〉
9
わたしから距離を取りつつ付いてくる月に過日の処理を任せる
7
優しげな光の中にいたいのに星のさらめく消えない迷路
5
生きることが肌を掠めて溶けていく見るともなしに灯台を見る
5
格安の歌人講演生穂村倍払つても行きたし穂村
12
ひとつきを言葉に憧がれ生きむとす来月穂村弘来県
7
「え?消える」不思議なゼリーのおかわりを大盛りにしたよく居るおばちゃん
17
口の中で消える魔法のゼリーなど反応見るのが楽しいんだよ
16
筆先の獣と戯る清書かな文字の本能あるべき場所へ
13
金婚の祝い兼ねたる小旅行ふじやまビールにほろ酔う君は
18
五十年丸めてポイと捨てるよに金婚旅行の部屋の屑入れ
17
健康の ために始めた ウォーキング 実る柘榴を 目印にして
13
青き春 すべて
麗
(
うるわ
)
し あの日々は 記憶の中で なお美化される
10
豆乳で いちごのビスコ 食べたなら また寝ていいよ 体温高い(眠い)
18
秋の雲今はもうなき酸素室 命の音がまだ耳にある
13
秋雷や 川崎の馬場 ぬかるみて 人も足場を また取られたり
10
ラムネ瓶 淡き水色 透ける夏
鬱憤
(
うっぷん
)
たちが 泡と消えゆく
7
掬
(
すく
)
われて向こうに行けと流される小魚になり途方に暮れる
25
考えも 心もすべて 枯れ果てて それでも見ゆる 朝焼けの月
9
愛と憎しみ 表と裏と 言われども
約
(
つづ
)
まる所 同じものなり
7
お口の中 食べ物(飲み物)入ってる時以外 自動人形のよに 歌い続けて
14
スマホ見せ熱く語っている彼は鉄オタと知る、お仲間だった!(撮り鉄&乗り鉄)
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