しんや
1
2
投稿数
7
白濁の吐息を横目に 透明な言の葉、冷たく、喉を切り裂く
7
じっとりと歪む空気に目が覚める 私の隣に貴方の朝顔
4
「あのひとと」笑うあなたの指キラリ 相槌あいづちのテンポ少し乱れて
7
何度でも恋とは何かを考える それでもなんだかあの子が特別
5
眩しさにさらされるたび痛感す どうかあなたも黒さを秘めて
6
二年前部屋に飾った海の写真 手繰たぐる記憶のあおより褪せて
9
別れの日、ぼっちとぼやく君のこと 「好きな子いたよ」素知らぬ顔で
9