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この恋が最後といつも思うけど性懲りも無くまた好きになる
0
毎食後《抗惚れ薬》飲みたいね貴方を好きにならないように
0
夕立の後はいっそう透き通るラムネの瓶と晩夏の記憶
1
街の灯は「かつての私」と同義なる闇を畏れてギッチョバリアす
0
命題の逆は真とは言えません滅びゆくただしきものもあり
0
恐竜は何を間違えたのだろう間違うものが滅びるらしい
2
日を浴びて体内時計をリセットそして二度寝に舞い戻る君
0
愛してると言ってまずは言葉からそしてほんとになっていくから
0
ホーチミン原付バイクの四人乗り父母幼な子ら前だけを見る
3
メコン川三毛作の米を食べ椰子の葉の屋根ココナッツミルクの石鹸
1
杉の木が遮り見えぬ小学校 二学期初日の秋の歓声
1
我先に行き急ぎゆく都会人 生き急ぐとは死に急ぐこと
2
欠けているところ含めて君 レゾンデートル・フォユア・ドーナツホール
0
あれを見て、醜い恋を大切にしすぎた果てに砕けた破片
1
暗闇に慣れて光を避けていた生き方変えるコツを教えて
0
恋に落ち底から上がれない待っていても救助は来ない暗闇
0
夜明けても 暗い世の中闇の中 ともし火かかげて往くしかないさ
1
夜明ければ必ず善き日が来るわけじゃない 僕らはそれを知ってるはずだ
1
いいことがあるとおみくじも言ってたきっと大丈夫だねおやすみ
1
女の子が少女になったその日からスマホに住んだピンクのうさぎ
2
君のため、なんて言わない、だれのため、わたしのために、あしたも生きて
0
爆弾で仕留められない《君》だから撃鉄起こせ止まれ心臓
0
照準は《君》の場所
(
ほう
)
から動かないピンを外して爆発を待て
0
照準は自動で《君》に合っているピンを外すな恋は爆弾
0
ゆがんでるカガミで見てるセカイから「客観性」をとりもどすため
0
みえているものがあなたと違うのね「主観」はゆがみきってしまった
0
不時着の飛行士の願い空の果て蛹
(
さなぎ
)
のこころ忘れぬように
0
病める夜に冷えピタ二枚熟れ過ぎた香りの
噎
(
む
)
せる無花果のごと
1
五感ではここに来るまでが遅すぎてもっと直接届いてほしい
1
裂開がはじまるまぎわ遠ざかる愛しいぼくの感覚器たち
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