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立葵のような人になりたいとつぶやく君に「もうなってるよ」
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浴びていることに気づかず浴びていた慈雨 母の日にカーネーションを
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「お母さん」あと何億回だって呼ばれたかったよあなたの声に
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もうどこにもいない人を今日もまた映像として脳が見ている
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誠実も 理屈も意地も 程ほどに しておかないと 息も絶え絶え
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楽をして 金で買えると いうものを 心を律し 己を制し
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行く手には 大きな山が 重なりぬ それでも行くと 言うから困る
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だめなのか 恐る恐るで 訊いてみな だめじゃないさと 言ってくれるさ
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天からの 警告だけは 無視できず 無視をするなら 滅びの餌食
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なにかあり 次の一手を 打つ前に 降りる者あり 勝負にならず
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戦いの ゴングが鳴った 今でさえ 震え慄く 戦う前に
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恐れれば 見えない敵に 捕らえられ 勇気を挫く 餌食となりぬ
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警告も げんこつだって 恐れない 失敗なんて 無きに等しく
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人生は 逸脱すれば 警告が 調子に乗れば げんこつが来る
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えらぶなら姓はガルシア名はペドロ鳥など飼うて世を過ぐしてむ
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頬紅をさせば息あるごとく見ゆひそやかに鳴れラヴェルのパヴァーヌ
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雨音はクレッシェンドの気配してカフェにあなたの足音はまだ
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少しずつ風化してゆくあの夏に油性のペンで書いた恋情
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あぁ、いくら洗濯物がたためても心のたたみ方は知らない
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月も星も誰もいない今夜だけただの男と女になろう
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半分に割られし桃を君と食むときしずしずと積もるしあわせ
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歌姫が「あ」の一音で染めあげる初夏の朝空 恋がはじまる
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心から生まれこぼれるものだから涙は詩だよ 我慢しないで
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誰の名をなぞっているの やわらかく光るピアノを弾くその指で
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はつ夏のひかりを帯びる日記帳 たったひとつの「五月」の文字で
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その名前呼ぶとき君はいつもより春のひかりの
表情
(
かお
)
になるよね
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唯一の取り柄はわかりやすいことあなたはキキでわたしはブーバ
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微かなる雷鳴部屋に轟かせ水鳥を追いかける夢みる
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近づけば新たに何か見えるので何かがそこにあることにする
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寒いのは好きつなぐ指からむ脚なんぞはないが猫は布団に
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