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時間がまだ「海」と呼ばれていた頃を知る美しき横顔のひと
3
少年に道を説くのは嫌いだけど 大人は長いほんとうに長い
2
闇龗
(
くらおかみ
)
やどれる沢のもみぢ葉は
十束剣
(
とつかつるぎ
)
の血しずくと見ゆ
2
うまさけの→三輪ばかりではうら寂し テロワールこそ
八百千万
(
やおちよろず
)
に
1
温かな 誰かの青春 眺めつつ 半額になった弁当をチン
0
下心無いことも無く読みふける 寂聴訳の源氏物語
0
キラキラもトキメキもなし友もなし それでも一度も吸えなかった煙草
0
しなくても良い苦労などしなくても良いんだ 連鎖 止めて良いんだ
5
雨ふりに零れおちくる歌屑のほつりほつりと染み入りそむる
2
メス
(
meth
)
…
マリファナ
(
marijuana
)
…
コカイン
(
cocaine
)
…
ヘロイン
(
heroine
)
…
オピオイド
(
opioid
)
…虹色の禍に染まる街角
3
むらさきの雨に濡れつつこの星にきのふ流れし泪を見つる
1
思い切り 君に殴られ 殴った日 きっとボケても 思い出すだろ
2
薬局で生まれて初めて買った紅 自分のことを好きになりたい
3
「こうせねば」と焦ってしまうことこそが僕の歪んだ「したいこと」かも
3
実物に会っておどろくあの人の名前に顔や声があること
7
一時間長きあはひをいただきて眠りに捧ぐ冬のはじまり
1
窓辺より風の吹く日になに飛ばさむ こころ ことのは このみ 飛ばさむ
1
不公平不条理は此の国に住む正道と言ひ星条旗揺る
1
終電はみんなやさしい今朝おれをカバンの角で殴った人も
5
うたくずを拾えるときは胸郭の内
||
(
オア
)
外が雨降りのとき
2
手蔓藻蔓
(
テヅルモヅル
)
のゆびさきは
嬰児籠
(
えじこ
)
の
藺
(
い
)
やさしさ帯びて
黙
(
もだ
)
にたゆたう
1
少年の朗徹去りし五線譜は降りて感傷過多のヘ音に
3
音楽と缶チューハイと夜がきて心はやっと水得た魚
5
むなしさが背中に覆い被さって動けずにいる西日射す部屋
5
かみさまが宝石箱を落としたの?空いちめんにきらめく紅葉
3
最初から境目無くて吹く風が描いていった秋の輪郭
1
旅先の朝に
谺
(
こだま
)
す選挙カーうるせー知らねーFINALFANT ASY
1
泪ひとつ零るるかたちの乳房には悲しみあらずほほ笑みてゐる
3
葉と風の歌を詠みにしさらさらと目覚めて消ゆる夢のことのは
1
アヲハタとアカハタ靡ける渾沌の中つ方にて狼煙上がりぬ
0
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