そばで寝るあなたのシャツが瑠璃色で今夜わたしは深海に棲む
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涙もろい魚をいっぴき飼っているこころの水がたまにあふれる
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魂を陰干しにして春ふかく昔のひとをしのぶもぢずり
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呼応して指の先から伝わるはあなたが求める甘美な戯れ
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お花見にギター持ってくるやつと友達になんてなれやしない
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Li nouviaus tensあたらしいとき  令月の風和み 吹き寄す岸に さゝら波立つ
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思ひ川わたればくらき通ひ路に沢の蛍のあくがれいづる
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新しい元号を知るその時になぜか君との未来を想う
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祝福を届けてやりたい人がある 風吹きすさぶ荒野に住んでる
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わが家には春を迎える資格なく室外機鳴るごうんごうんと
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たましひのくらがり峠今日も雨妥協といふことつゆしらぬまに
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「令和(れいわ)」と、三度声に出すもなんとなく、しっくりこない 未来の響き
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「東京じゃ、紅モクレンを見ないね」と寂しげに言う同郷のきみ
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新元号? 「震災」「廃炉」が良いんじゃね? 安らげるかよ 忘れてねえぞ
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今晩はサティに溺れて眠りたいモルトドルチェなジムノペディ
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運命の糸を一人で紡ぐのです、いつか交わる未来を祈って。
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振り向かない君に捧げる人生は楽しいけれどきっと虚しい
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私には私にしかない人生があるよねきっとまだ見えないけど
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うたかたの、あぁ泡沫ってかくのかぁ、うたかたの、かっこいいから歌にしたかったのに
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「おれってさどれだけ食べても太らない」なんてあなたがルームランナー
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嘘が舞う夜道に一人佇んで「嘘なんでしょ?」とくうは知らんぷり
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毎日と変わらぬ靴の履きごこち新元号の朝の玄関
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酔って乗る埼京線の傍らでいつもの景色がぼやけて嘘で
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恩寵はすべてのものに紫木蓮白木蓮の花の上にも
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さまのように笑った君の顔だからこんなに魅かれたのかな
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お花見もひとつくしゃみの爆風で杉の季節なり花びらが舞う
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「詠歌大概」ゆきなやみつつよむ日々の春のはじめのゆきやなぎ咲く
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ツイ消しの季節はついにやってきて 風にあらがい生きていくのさ
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買ひ物の不便な街に住みなれてひと駅ぶんの散歩楽しき
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憂ひ患ふ こと無かりしが  首の根の やはらかき場所に 赤斑出たり
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