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ごらんあれ短歌のために作られたピンどめされた
歪
(
いびつ
)
な言葉
2
さようなら、鳥が飛び交う地平線。ぼくらは街に向かって歩いた。
0
『地上波で流しちゃダメな愛なので』常識的な愛だけがある
0
「スプーンで食べる豆腐」に匙つかず 二十七時は猶も終わらず
1
三更に
芒
(
すすき
)
分け入りけもの道辿りて征かば相成ろうとも
0
指先にベタベタ残っているような溶けたアイスと昨日の思い出
3
あの人の名前に「山」が入ってる それだけの
理由
(
ワケ
)
で今日はごちそう
1
かぶとむしたくさん飼ってかぶとむしたくさん死なす夏繰り返す
1
朝8時 あれやこれやと振り返る 日勤ナースにバトンタッチ
1
午後8時 ドクター、ナース、コメディカル 打ち上げ花火に元気もらうよ
1
もう次の場所がないんだ失恋の数だけ増えるピアスホール
2
君の首 くくるリボンを選ぶから 週末は予定あけておいてね
0
真夜中にふと目覚めれば懐かしき父の残り香 夢で逢えたら
2
悲しみは触れたところから溶けていく ほんとかどうか確かめさせて?
0
もういいよ、全て暑さのせいにして 明日にはキスの意味も忘れて
0
もう嫌だ 風が吹かないベランダで遠くを見遣る 終わりがほしい
0
夏は暑い何もする気にならぬほどでも冬よりましと思い我慢す
1
いにしえの約束がいま果たされて俺たちはもう離れやしない
0
遮断器で区切られている十五分過ぎる表裏をふたりで見てた
4
悲しみをどうぞ旨味にしておくれあの娘に作るカレーライス
2
梨の実に刃を入れていく感触でまずは味わう旬の歯応え
2
君のため ラムネの切手を選んだの おそらく君は 気づかないよね
0
夏は暑い夜は眠れぬ口笛を吹きつ夕暮れ散歩してみた
3
灼き付いてしまうねこんな暑い日は たった一度のくちづけさえも
2
帰省後はあれもこれもと考えた献立悲しまたの出番に
4
恋しさが溢れ出しては感傷に過ぎないと言う臆病者が
1
君のように誰かを救ってみたかった (……自分自身すら、救えないのに?)
1
宇宙船通勤風景思わせる大江戸線の乗換通路
3
行ってらっしゃい その一言で 一日を 頑張る僕は 単純明快
1
抱きしめてそのままとけあいたいなんて思う 融点
35
℃で
4
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