ふりふりの服着せられたパグ犬をニヶ月前から見ない三叉路
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締めていたキャップ外せば「しにてぇ」と炭酸はじける甘い香りで
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「すみません 今日休みます」言わないでいいことだけが 今のいいとこ
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モノクロに雪覆う町ただ歩き 白い吐息と孤独滲んで
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安定の女子アナトーク心地よく聴かせる力熟練の技
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不変などないのは当たり前なのに変わってくのが後ろめたくて
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宇宙ってこわすぎないか 黒黒黒黒黒黒終わりはどこに
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神経の震えのくせにこの体から出せなどと言うのだ意識は
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見開いた目からこぼれる大粒の はらはらと散る恋の花びら
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電話番号を消す 箱アイスの最後の一つを残す人だった
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常世よりまれひとの来らむ ほとほとと 音づれのすらむ 君がの戸にも
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汝をだに物思わし十三夜のかたつきの影にならましものを
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ツイッター早く流してくださいね醤油一滴の感情だけど
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滔々と流されていくTwitterに他愛もなくあぶくを吐いて、息。
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いかにせむ やぶれたる夢忘らむと思へどさびし 濡れ枕かな
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いつだって死んでもいいと思いつつ死神のこと禍々しく描く
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自己肯定 たとえば三食食べるとか社会保険に入ってるとか
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夕闇が背中を叩く 振り向けば空白の今日 職も決まらず
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人体は 星々の記憶知っている 瞳の奥が夜空のむこう
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数字では測れないものを得るために 数字の主人かのように振る舞え
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欅の木の皮の灰色ゴツゴツと触ってみれば象の脚ごと
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ヘッドホン絡み落ちたる床を見てうまくいかないことばかりある
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できるなら北海道に行きたいなそしてそのまま居なくなりたい
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前向きに考えようと思ってるまずその前に前ってどっちだ
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嘘をつく自分自身に嘘をつく鴉の渦の真黒き柱
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夏草の朽ち倒れゆく日の下に血袋のごと我は立ちをり
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空満たす茜の雲の重たかり振り向き見れば喪いしのみ
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懐かしき人順々に思い出し墨を流したような暗がり
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虚しさはまた虚しさに辿り着き無心に刻む秒針の針
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人間は恥の塊赤き口大きく開けてただ眠るのみ
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