ひとふで
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世人もすなる和歌なるものを、始めてみむとて此処に在り。
多趣味な凡愚、動物が好き、毎日犬を愛でている。
再掲などの過去作(※別サイトなど)含め、ジャンルを問はず、稀に毒。
反応あれば励みになります、お手柔らかに頼みます。

※作品の無許可な転載や転用、スクリーンショット等の掲載は固く御断り致します。

窓を開け金木犀の香る朝 あかもみじを今年もまとう
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弾丸の如き嫌味も当たらでは 心臓狙えこの下手糞が
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酒煙草ギャンブル借金虚言癖 親から産まれたこと恥じるのみ
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不自由な心を閉じ込め肉体は 息をしながら棺桶となる
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痛い場所、なかったですか?つらいこと 起きてませんか?全部代わるよ 
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ふるさとの早くて厳しい冬に向け 小さな秋を君と探そう
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万策が尽きても足りぬ 君の愛くるしさ世界に広めたいのに /「犬莫迦」
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もみじ狩り遠き記憶の五色沼 懐かしめども時は帰らで
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あしびきの闘病やまひ暮らしも糟糠そうこうも 此れより長くならでと祈る
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新札や券売機には拒まれて 暖を取られよ我がふところ
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お金はさ、きっと僕より寂しがり 仲間の多い場所に集まる
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高らかにミンミンと鳴る声とつ と途絶えればもう付からず /リメイク 「姿
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「悩みすらなさそう」なんて浅薄せんぱくな わたしは話題が沢山あるの
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激しめの口付けされて顔洗う 塩気があって美味なんだとか /「戌、曰く」
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季節とはゆるりと移ろうものだった 近年どうにも変わったらしい
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窓ひとつ隔て向こうは夜の庭 リリリと高く鳴る夜想曲ノクターン
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白鷺の如しと聞こゆ姫路城 見上げた雄姿の記憶は胸に
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旅行狂たびぐるいだった私はもうおらず 病床とこで見返す写真は無言
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好きだから許せぬこともあったよね 遠い時代の恋人たちよ /「平安歌人」
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十五夜を過ぎて寝仕度する月よ 地球の陰でとくとおやすみ
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夜明け前蒼い静寂我を起こし 薄衣羽織りて秋が来にけり
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温かいご飯が美味しと思えたら まだ大丈夫。歩いて往ける
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螽斯キリギリス飛蝗バッタと何が違うのか 壁の客人きみはどちらか? /外に逃がしました
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裏切られ、赦せぬ君をだ好きで 嫌えるまでは会いに行かない /推し
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ペンと紙、脚は生えぬし逃げもせぬ アイディアだけが独り駆け去る
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成就せぬ想いや夢が絡まって 今の「あなた」の形になった
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不如意ふにょいなる暴力仕打ちの痛み忘れ得ぬ 此方こち人間どう足掻いても
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秋来ぬと窓を開けども頬を打つ 風の熱さに夏がまだいる /「残暑」
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胸中のどれだけ黒く沈んでも 朝焼けだけは綺麗と思ふ
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たまにはね、健康志向ヘルシーぽいことやってみる 秋限定のスムージーとか
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