まんまるだんご
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抗がん八年記録挑戦中、
Utakataに救われ

あじさいの葉陰に空蝉おちこちに桜の高木は合唱まつり
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リハジムのコードのスイング身を任せ難きこころは小鳥になりぬ
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打ち水の道に顔出す朝顔は猛暑の攻めのひとときのりょう
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パリオリのテレビ漬けから脱皮して蝉しぐれ降る真ん中にいる
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原爆で片目になりし 師の教えアガペーの愛闇夜を照らす / 故森滝市郎先生
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朝早く蝉の抜け殻よく見れば羽化の瞬間白の羽衣
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なにゆえに歌わざりけり反核を広島グリーの青春の殻 / 男声合唱団と広島を思う
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文月の行くを妬みて吠える雨 雨戸たたきしわれは身構え
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短命を識りてや朝から蝉しぐれ糸の命をフォルテで歌う
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海の子のはしゃぎし跡の波際に砂のアートの失せゆく夕べ
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雄風の空にそうそうフェニックス不死鳥飛べよ悲鳴の街を
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半月にやさしさを見るうた然り雲なびく空に半月探す \ ありがとう素敵なうたを
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光る君五輪とかけて何と解く光り鮮やか陰も数多あまた
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雨戸開け鉢植えダリアにおはようと言う花の顔見れば猛暑の涼なり
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窓の外アゲハ舞いきて紫蘇の葉に風にゆらるる猛暑日の涼
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青春は多彩な色で日替わりの黒のページの次は真っ暗
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キャンプファイヤーわがままがいて湿る火の浜辺の遠く漁火灯る
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うな丼は父の日祝う贈り物 土用丑の日卓に昇りぬ
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大相撲ハラハラ勝負の凪の間の浴衣姿は意匠の涼し
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夏陽浴び百日紅の花鮮やかに逝く紫陽花の供花くげとおぼゆる
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テレビない昭和のこどもの楽しみは花火に興じる涼しき夕べ
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雲海を見下ろして立つ羅臼岳翳一つなき蒼空の底
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青信号通のまんなか点滅に焦る亀爺手を挙げ おなりー
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デカ亀が居間で待ってる孫娘の白い手離れかくれんぼする
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朝一番交わすことばにうなだれた花に生気を清けき雨ふる
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病院の採血未熟な技師もいる二回目チクリまたも失敗
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ガンセンター 待合室は静寂しじまなり梅雨明けの空遥かな水色
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道端の二枚の藍の露草はふたりの淡いときめく出会い
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雲間より遥かな青に誘われてほぐるる夕べを雷鳴の裂く
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温暖化すすむ原因一つには店内冷えすぎ急ぎ退散
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