まんまる
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ネームは木喰上人の歌よりいただきました。八年前より闘病中ですが寛解の身です。リハビリに励んでいるなかUtakataに辿りつきました。短歌を始めて三年で我流です。自分史をうたに詠もうと思いつきました、気がかりなことは平和と格差の大きさです。よろしくお願いします。

去年の夏巣立ちに見入る燕来ず古巣に染みる囀ずりのなく
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行く末に重き果実る恵み秘め花梨の淡いもも色の花
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二十歳なる孫娘とのツーショット吾の生涯の詰まる顔なり
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癌センにいのちの続くの影の君は曇るも笑みのスタンプ \ Lineの
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追っかける花吹雪きに舞う三歳を爺も天空滑り台うえ
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海になる花韮の花一面の間引けば哀し風のささめく
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キッチンの一輪挿しにさくら草 小さきルビーの光を君に
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窓のそと初蝶来はアゲハ姫 病身見舞い木洩れ日に舞う
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友と見る花みずき揺れる陽あたりの真白き花に唱歌湧き出づ
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人知れず一人芝居の初恋のような花梨の花が咲いたよ
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「大漁」の海は弔いのうた読めば鰯を焼くも祈り捧げる \ 金子みすゞの詩と清水寺の襖絵
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惜しみなく花木の若芽萌えいづる老いる家にもときめきの春
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花韮は星の国から降ってきた奈落の底で望郷の笑み \ 星形の花
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花梨咲く薄桃色の透き通るプラトニックのラブの面影
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男声のグリークラブの落ちこぼれ「月光とピエロ」に溶けた日遠く \ お誘いに感涙lightshopさま
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携帯の点滴管に繋がれた飛べない鳥は花に囀ずる \ 待ち帰り点滴三日間
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V字型インパルスの先頭に飛ぶ白鳥になる夢の空見る \ プー子様の歌からUgly Ducklingの夢
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行き戻る三十一文字みそひともじはブランコにさくら吹雪に犬は鳩追う
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釣り下がるドウダンツツジの白花に触れば小さな鈴の音聞こゆ
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新緑とさくらいろのトンネルの哀しみ溶かす木と花の径
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花びらを拾うレディの透き通る手の影残る朝の公園
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裏庭の蔓を伸ばしたスナップのエンドウ豆に蝶の花咲く
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旅立ちぬ鴨の泳ぎし池はただ風立つ中にさざ波光る
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公園の花のドームに空仰ぎさくらの色を深呼吸する
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桜花さくらはな寒さに凍えたいのち咲く今の時ぞと爛漫卯月
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桜みちさちの門出を寿ぎてトランプ震を尻目に満開
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旅よりのめおとの椿一つ枯れ無垢の白に哀しみの咲く \ 伊豆大島
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さくら草万華鏡の夢のよう冴返る日に揺れて煌めく
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雨に散る桜のひとひら切り株にひらり舞いきて木の霊れいを慰む
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冴かへる山の麓に泣く春の開く桜に雨の刺さりぬ
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