まんまる
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ネームは木喰上人の歌よりいただきました。八年前より抗がん剤治療中です。リハビリに励んでいるなかUtakataに辿りつきました。短歌を始めて三年で我流です。自分史をうたに詠もうと思いつきました、気がかりなことは平和と格差の大きさです。よろしくお願いします。

刈り込まれ紫陽花根もとに玉の青 木陰に揺れる炎天の朝
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短冊の妹の文字七夕に「ねえちゃんてすとできますように」
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椋鳥の群れる立木の散歩道 離れて一羽吾(あ)の杖の先
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高原の木道を行く梢には夏の日射しに白雲の浮く
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要介の渡る車道に君がいて脇の支えに胸張り歩く
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デイケアのカップを返し忘れてた「はっ」と気がつきボケの恐怖に
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梅雨の夜深層心理うごめけば罪の淵より湧き出づ祈り
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華やかな輝く薔薇に疲れをり愛づるは夕べの月見草かな
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先生の見舞いに行けぬ少年は雨漏る家にひとり涙す
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わすれんぼ治らぬままにまた今日も迷子の鍵に冷や汗の滝
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病(や)みて知る小さないのちのささやきを小さいゆえの生気に満ちる
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過ちと気づいてなおも積み重ね八方壁のつゆの空見る
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艶(つや)なきは梅の木陰のバラの夢 挿し木はやがて贈る薔薇へと
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老木の庭にたわわの青梅をジャムに煮る香や孤独の至福
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白青の風車(かざぐるま)のごと紫陽花は風そうそうと吹かば回らむ \ 我が家自慢の額紫陽花
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咲き初むるあじさいの花うすももの粒から花へ翠の庭に
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肌に乗せタトゥーのような家守くん動けば人の悲鳴のフォルテ
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啓(ひら)かれず回し車のモルモット開(ひら)いて出られず翠の風にも
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父と子と鮎釣る川に夕日映え銀鱗跳ねる流れはるかに
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月曜の朝の公園静かなり吾(あ)に鳴く雀餌なくば去る
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腕白が手伝う田植え泥んこの顔におにぎり青山河笑む
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銀鱗の鮎の瀬浮かぶ丑時に闇へこっそり躍る逢瀬(おうせ) へ \ 六月一日鮎解禁日
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おやゆびの姫のごとくに小(ち)さき花ヒメシャラの笑み雨に濡れても \ 五月尽日
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私たち牛豚鶏(とり)です議員様ココココ米に舞い上がる日々
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家を捨て世を捨て流れ公園にホームレスの(ホームのない)人バラを見ている
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病にてつぼみのままに枯れるなか童の顔の泰山木咲く
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淡色の素顔に紅(べに)のほんのりと彩り照れるあじさいの花
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置き忘れ鰐の(クロコ)帽子を引き取りにダイソー帽子が夏の日を行く\ クロコダイル
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薔薇の棘とりて一輪挿し気づく萎れの早し棘もいのちと
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早苗田の空を写した水面揺れ早苗は育つ蛙待ちをり
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